本番前の「緩んだ素振り」は百害あって一利なし
- 2018/08/08
- 11:34
アマチュアゴルファーの中には、練習場へマメに出かけ、ラウンドの回数も結構こなしている人も多いことでしょう。
しかし、こうした人たちは、普段からボールを打つ機会に恵まれている半面「素振りを軽視」する傾向があります。
練習場やコースに頻繁に足を運んでいながら、スコアがなかなか縮まらないという人は、間違いなく素振りを軽く考えています。
日頃の素振り練習だけでもゴルフが上手くなれるはずなのに、素振りが上達度にどれだけ影響するかをまったく理解していません。
それどころか「悪い素振り」でスイングを壊してしまっているゴルファーがとても多いのです。

たとえば、ショット前の素振りの仕方はそれぞれですが、クラブを軽く振るなど、脱力した状態で「リラックスして振ろう」とするケースがほとんどです。
見方によってはクラブがスムーズに振れていて「正しいスイングだ」と思うかもしれませんが、それは軽く振っているのではなく、ただ緩んでいるだけです。
グリップをしっかり握らずに両手がルーズになっていたり、スイング中に手首やヒジが折れたり、ヒザや腰が左右に大きく動くなど、手や腕、体に緩みが生じた素振りは、本番のショットに必ず悪影響を与えます。
また、下半身を止めて、腕だけで振ろうとする素振りも逆効果。
ダウンスイングからフォロースルーにかけて、腰の回転を抑え、腕を一生懸命に返そうとする素振りをしている人をよく見かけます。
腕をしっかり振っているので、ボールをつかまえやすくするイメージが残るのですが、実際にショットをすると手打ちになります。
「正しい動きだ」と、体が錯覚してしまいますので注意してください。
「素振りはいいのに、本番ショットはダメ」という人も大勢いますよね。
しかし、これは大きな間違いです。
「素振りは力が抜けているから、気持ちよく振り切れた。でも、本番では力が入ったからミスしてしまった。だから、力みがミスの原因だ」と思い込みがちですが、実は素振りのやり方自体が間違っているのです。
本番でいつも力んでしまうから、素振りでも「マックスの力でクラブを振る」ほうが、よほど本番に直結しています。
素振りで緩んでいては、本番でも緩んでしまいます。
きちんと当たるはずがありません。
ボールが飛ばず、しかも左右に大きく曲がってしまう結果となるでしょう。
それは、本番のショットで、間違った素振りと同じイメージでボールを打とうとしてしまうからです。
だからミスショットにしかならないのです。

自分の素振りが正しいかどうかの判断は難しいところですが、どんな素振りがいいかと言うと、背筋や腹筋、お尻周り、モモなどの「体幹部」が使えている素振りです。
要するに、腕だけでクラブを振る素振りは良いことが何もないのです。
ショット前の素振りは、本番のリハーサルであるべきです。
素振りは「スイング」で、本番のショットは「ヒット」といった感覚の違いこそあれ、実際のショットでもインパクトをあまり意識せず、ボールを正確にとらえられるのが理想です。
インパクトの地点をスイング軌道の最下点と意識しつつ、素振りも、本番ショットも「ヒット・アンド・スルー」ができれば、究極のベストスイングとなります。
正しいスイングに直結した基本的な素振りの仕方について、もう少し詳しく解説しましょう。
ベーシックな素振りは、前述の通り体幹部をしっかりと使う事が大前提です。
動きとしては、腕とクラブは体の真正面に固定しておき、腕は全く振らず、胸を左右に回すだけで結構です。
アドレスの姿勢をつくったら、バックスイングで「鳩尾を右」に向けましょう。
腕や手には何もさせないことが重要なポイントです。
トップスイングでは、胸が目標の反対側を指すまで上体が回転しますが、両手の高さは右肩までに止めて、右肩よりも高い位置まで上げないようにしましょう。
トップスイングからは、今度は「鳩尾を左」に180度向けます。
腰が自動的にターンして、フィニッシュでは胸が完全に目標を指します。
この際も、腕や手は一切使わないようにし、フィニッシュでも両手を左肩よりも高く上げないようにしてください。
とにかく腕や手は体の正面にキープしたままで、バックスイングは「右向け右」の要領で胸を右に向け、ダウンスイング以降では「左向け左」と胸を入れ替えるのです。
腕をまったく使わないことで、体幹部の捻りを主体にしたスイングのイメージを把握できるはずです。

これを「体幹素振り」と勝手に呼んでいますが、腕や手に何もさせないベーシックな素振りであり、ショット前にもこの体幹素振りをしておくと、大きな間違いは絶対に起こりません。
体幹を主体とした動きによって、腕やクラブが自動的に「振られる」のであって、腕や手を意図的に「振ろう」「使おう」と考えるから、グッドショットの確率が著しく低下してしまうのです。
体幹素振りは、本番のショットと同じ力感でクラブを振ってもいいですし、ゆっくりしたスピードで体幹の動きを確認しながら振っても効果的です。
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しかし、こうした人たちは、普段からボールを打つ機会に恵まれている半面「素振りを軽視」する傾向があります。
練習場やコースに頻繁に足を運んでいながら、スコアがなかなか縮まらないという人は、間違いなく素振りを軽く考えています。
日頃の素振り練習だけでもゴルフが上手くなれるはずなのに、素振りが上達度にどれだけ影響するかをまったく理解していません。
それどころか「悪い素振り」でスイングを壊してしまっているゴルファーがとても多いのです。

たとえば、ショット前の素振りの仕方はそれぞれですが、クラブを軽く振るなど、脱力した状態で「リラックスして振ろう」とするケースがほとんどです。
見方によってはクラブがスムーズに振れていて「正しいスイングだ」と思うかもしれませんが、それは軽く振っているのではなく、ただ緩んでいるだけです。
グリップをしっかり握らずに両手がルーズになっていたり、スイング中に手首やヒジが折れたり、ヒザや腰が左右に大きく動くなど、手や腕、体に緩みが生じた素振りは、本番のショットに必ず悪影響を与えます。
また、下半身を止めて、腕だけで振ろうとする素振りも逆効果。
ダウンスイングからフォロースルーにかけて、腰の回転を抑え、腕を一生懸命に返そうとする素振りをしている人をよく見かけます。
腕をしっかり振っているので、ボールをつかまえやすくするイメージが残るのですが、実際にショットをすると手打ちになります。
「正しい動きだ」と、体が錯覚してしまいますので注意してください。
素振りはいいのに、本番ショットはダメ!?
「素振りはいいのに、本番ショットはダメ」という人も大勢いますよね。
しかし、これは大きな間違いです。
「素振りは力が抜けているから、気持ちよく振り切れた。でも、本番では力が入ったからミスしてしまった。だから、力みがミスの原因だ」と思い込みがちですが、実は素振りのやり方自体が間違っているのです。
本番でいつも力んでしまうから、素振りでも「マックスの力でクラブを振る」ほうが、よほど本番に直結しています。
素振りで緩んでいては、本番でも緩んでしまいます。
きちんと当たるはずがありません。
ボールが飛ばず、しかも左右に大きく曲がってしまう結果となるでしょう。
それは、本番のショットで、間違った素振りと同じイメージでボールを打とうとしてしまうからです。
だからミスショットにしかならないのです。

自分の素振りが正しいかどうかの判断は難しいところですが、どんな素振りがいいかと言うと、背筋や腹筋、お尻周り、モモなどの「体幹部」が使えている素振りです。
要するに、腕だけでクラブを振る素振りは良いことが何もないのです。
ショット前の素振りは、本番のリハーサルであるべきです。
素振りは「スイング」で、本番のショットは「ヒット」といった感覚の違いこそあれ、実際のショットでもインパクトをあまり意識せず、ボールを正確にとらえられるのが理想です。
インパクトの地点をスイング軌道の最下点と意識しつつ、素振りも、本番ショットも「ヒット・アンド・スルー」ができれば、究極のベストスイングとなります。
“体幹を意識した素振り”でグッドショットを生み出そう!
正しいスイングに直結した基本的な素振りの仕方について、もう少し詳しく解説しましょう。
ベーシックな素振りは、前述の通り体幹部をしっかりと使う事が大前提です。
動きとしては、腕とクラブは体の真正面に固定しておき、腕は全く振らず、胸を左右に回すだけで結構です。
アドレスの姿勢をつくったら、バックスイングで「鳩尾を右」に向けましょう。
腕や手には何もさせないことが重要なポイントです。
トップスイングでは、胸が目標の反対側を指すまで上体が回転しますが、両手の高さは右肩までに止めて、右肩よりも高い位置まで上げないようにしましょう。
トップスイングからは、今度は「鳩尾を左」に180度向けます。
腰が自動的にターンして、フィニッシュでは胸が完全に目標を指します。
この際も、腕や手は一切使わないようにし、フィニッシュでも両手を左肩よりも高く上げないようにしてください。
とにかく腕や手は体の正面にキープしたままで、バックスイングは「右向け右」の要領で胸を右に向け、ダウンスイング以降では「左向け左」と胸を入れ替えるのです。
腕をまったく使わないことで、体幹部の捻りを主体にしたスイングのイメージを把握できるはずです。

これを「体幹素振り」と勝手に呼んでいますが、腕や手に何もさせないベーシックな素振りであり、ショット前にもこの体幹素振りをしておくと、大きな間違いは絶対に起こりません。
体幹を主体とした動きによって、腕やクラブが自動的に「振られる」のであって、腕や手を意図的に「振ろう」「使おう」と考えるから、グッドショットの確率が著しく低下してしまうのです。
体幹素振りは、本番のショットと同じ力感でクラブを振ってもいいですし、ゆっくりしたスピードで体幹の動きを確認しながら振っても効果的です。
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