ゴルフ場に潜む様々な危険と対策法
- 2016/09/24
- 14:02
ゴルフ場での事故というとまず思い浮かべるのは、打ったボールが他のプレーヤーに当たってしまう打球事故。
しかし、ゴルフ場に潜んでいる危険はそれだけではありません。
カートとの衝突事故や池への転落、さらに傾斜地での転倒など挙げれば切りがありません。
多くのゴルファーが実際に怪我をしたり、ヒヤリとした経験があると思います。
そこでゴルフ場で起こる様々な事故要因とその対処法についてまとめてみました。
楽しいゴルフも事故などでケガをしたら台無しになってしまいます。
ゴルフ場で起こり得るほとんどの事故は、ちょっとした注意を払うだけで回避できるものです。
楽しいゴルフは無事に帰宅してこそですよね。

ゴルファーなら誰もが注意しているであろう打球事故。
打ったボールがまともに当たったら、当たり所によっては生命に関わります。
前の組に打ち込む。
これは自分の飛距離をきちんと把握し、またコースレイアウトを把握することで防げます。
届くかも?と少しでも思ったら打つのはやめておきましょう。
ただし、スロープレーにはご注意を・・・
また、ゴルフ場によってはドックレッグホールなど危険なホールにはフォアキャディがいて指示をしてくれたり、信号がついていたりします。
必ずその指示に従って打つようにしましょう。
同じ組の仲間同士での打球事故もあります。
ゴルフの大原則。打つ人の前に立ってはいけない。
これだけです。
仲間の腕前を過信してはいけません。いつシャンクが飛び出すかなんて予想も出来ませんよ。

ラウンド中に雷が発生したら、まずはクラブハウスや茶店、避雷小屋などへ避難しましょう。
場所がわからない。なんてことにならないように、雷雨の予想がされるようなときは、事前に避雷小屋の確認をしてからスタートしてください。
いざ雷が発生した時に近くに建築物がない場合、なるべく姿勢を低くしてたとえ雨が降っていたとしても傘を差さずに避難しましょう。
雨が多少よけれるからと、木の真下やカートの中に避難する方もいますが、それは大変危険です。
雷が発生した場合、コース側からも注意や中断の連絡やサイレンが鳴らされます。
速やかにプレーを中断し、避雷小屋などの建築物へ避難しましょう。

イノシシなどの侵入を防ぐための電機柵、ゴルファーなら誰でも一度は目にしたことがあると思います。
イノシシは土の中のミミズなどを食べるので、芝を穿り返してしまいます。
ゴルフ場にとってはやっかいな動物です。
基本的には人が触っても安全です。たとえ触ったとしても微弱な電流が一瞬流れるだけなので、ピリッとする程度です。
しかし漏電遮断器などの安全装置は2,006年に設置が義務付けられたのですが、それ以前に設置されているような古い電機柵には安全装置がついていない場合があります。
ゴルフ場ではないですが、過去に死亡事故もあります。
一般の人が畑の防止柵として自作の電気柵を設けたのですが、男性2名が死亡、子供を含む5名が重軽傷を負いました。
ゴルフ場によっては自分たちで自作して作っている所もあるかも知れません。
また、近隣の農地の方がもしかして設置したものかもしれません。
いずれにしても電機柵には近づかないに越したことはありません。

自分で運転するタイプの自走式のカートと決まったカート道路を走行する電磁誘導式のカート。
また、ガソリンカートにバッテリーカート。と様々なカートがありますが、カートにまつわる事故は多いです。
自分で運転するタイプのカートで他者が運転していると、カーブへの進入速度が思いのほか速く、不意に遠心力でカートの外へ放り出されてしまう事故が多いです。
また“プレーファースト”という観点からホールアウト後クラブを持ったままカートに乗ることは望ましいのですが、しっかりと手すりにはつかまるようにはしましょう。
決まったカート道路を決まった速度で走る電磁誘導カートでも危険はあります。
人感センサーがついていないタイプもあるので、誘導路に立っていてカートに引かれる事故も多発しています。
特にスタート玄関付近等、不意に後ろからカートが来る時があるので注意しましょう。
最近はバッテリー式のカートも増えて来て、音での判断が難しいです。
バッテリー式はガソリンカートに比べて音が静かですからね。
カートに乗る際はしっかりと手すりにつかまることが大切です。
走行中のスコアカード記入は不意の動きに対応できないのでやめましょう。
また最近はコース内乗り入れOKのゴルフ場も増えて来ています。
雨の日は当然ですが、晴れていても特に朝は芝に露が付いていて滑りやすいです。
急傾斜地などへの進入は避け、安全運転を心がけましょう。

ゴルフ場の池の周辺には漏水を防ぐゴムが貼ってあり、そこにコケなどが生えていて滑りやすくなっている所が多いです。
周辺も大変ぬかるみやすく、不意に足を取られることもあるので注意が必要です。
ゴルフ場での死亡事故は過去に何件もあります。
池へ落としたボールを回収しようとして池に落下するケースが多いので、決して無理をせず細心の注意を払って無理そうならボールくらい諦めてください。
また、自分が落ちるとも限りません。同伴者の落下にも備え、浮き輪や救助ロープが設置してありますので必ず確認しましょう。
落ちてしまった場合、着衣状態では大人も泳ぐことは困難です。
パニックにならないように落ち着いて、浮き輪などの救命道具を使いましょう。
いずれにしましてもボール1ヶと命。どちらが大事かは聞くまでもないですよね。
池に落としたボールは基本的にはあきらめましょう。

8月から9月にかけてがスズメバチの繁殖期に当たり、活動がピークになり神経が高ぶっています。
見つけた場合は、手で追い払うなどの刺激を決して与えず、あわてて逃げたいところですが、ゆっくりと姿勢を低くして静かに遠ざかるようにしましょう。
スズメバチには黒い色を攻撃するという習性もあるので、白い服や黄色など明るい色の服や髪の毛を隠す帽子などが対策としては効果的です。
また大きめの白いタオルを持参し、いざというときは被るようにするのも良いです。
万が一刺された場合「おしっこをかけるとよい」なんていう人がいますが、全く効果はありません。
発汗、吐き気、頭痛などのアナフィラキシー(全身に対するアレルギー症状)が出た場合は、ためらわずにスタート室に連絡して救急車を呼んで対処しましょう。
また、ゴルフ場の草むらの中にはマムシが潜んでいる場合もあります。
よほどこちらから近づかない限りは攻撃してきませんが、草むらなどボールを探す時にはうかつに手を突っ込まない方が良いでしょう。
スズメバチに刺された際は、流水で患部を洗い流したり、患部をつまんで毒を血液ごと絞り出すのも効果的ですが、マムシの毒は強力で、応急処置も難しいと思われます。
極力安静にして救急車が到着するのを待ちましょう!
マムシに噛まれたからと言って死につながるわけではありません。
パニックになって走り回ったりすると毒が回ってかえって危険になります。
まずは安静にして座るなり、横になるなりして、救急車の到着を待ってください。
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しかし、ゴルフ場に潜んでいる危険はそれだけではありません。
カートとの衝突事故や池への転落、さらに傾斜地での転倒など挙げれば切りがありません。
多くのゴルファーが実際に怪我をしたり、ヒヤリとした経験があると思います。
そこでゴルフ場で起こる様々な事故要因とその対処法についてまとめてみました。
楽しいゴルフも事故などでケガをしたら台無しになってしまいます。
ゴルフ場で起こり得るほとんどの事故は、ちょっとした注意を払うだけで回避できるものです。
楽しいゴルフは無事に帰宅してこそですよね。
打球事故

ゴルファーなら誰もが注意しているであろう打球事故。
打ったボールがまともに当たったら、当たり所によっては生命に関わります。
前の組に打ち込む。
これは自分の飛距離をきちんと把握し、またコースレイアウトを把握することで防げます。
届くかも?と少しでも思ったら打つのはやめておきましょう。
ただし、スロープレーにはご注意を・・・
また、ゴルフ場によってはドックレッグホールなど危険なホールにはフォアキャディがいて指示をしてくれたり、信号がついていたりします。
必ずその指示に従って打つようにしましょう。
同じ組の仲間同士での打球事故もあります。
ゴルフの大原則。打つ人の前に立ってはいけない。
これだけです。
仲間の腕前を過信してはいけません。いつシャンクが飛び出すかなんて予想も出来ませんよ。
雷事故

ラウンド中に雷が発生したら、まずはクラブハウスや茶店、避雷小屋などへ避難しましょう。
場所がわからない。なんてことにならないように、雷雨の予想がされるようなときは、事前に避雷小屋の確認をしてからスタートしてください。
いざ雷が発生した時に近くに建築物がない場合、なるべく姿勢を低くしてたとえ雨が降っていたとしても傘を差さずに避難しましょう。
雨が多少よけれるからと、木の真下やカートの中に避難する方もいますが、それは大変危険です。
雷が発生した場合、コース側からも注意や中断の連絡やサイレンが鳴らされます。
速やかにプレーを中断し、避雷小屋などの建築物へ避難しましょう。
電機柵

イノシシなどの侵入を防ぐための電機柵、ゴルファーなら誰でも一度は目にしたことがあると思います。
イノシシは土の中のミミズなどを食べるので、芝を穿り返してしまいます。
ゴルフ場にとってはやっかいな動物です。
基本的には人が触っても安全です。たとえ触ったとしても微弱な電流が一瞬流れるだけなので、ピリッとする程度です。
しかし漏電遮断器などの安全装置は2,006年に設置が義務付けられたのですが、それ以前に設置されているような古い電機柵には安全装置がついていない場合があります。
ゴルフ場ではないですが、過去に死亡事故もあります。
一般の人が畑の防止柵として自作の電気柵を設けたのですが、男性2名が死亡、子供を含む5名が重軽傷を負いました。
ゴルフ場によっては自分たちで自作して作っている所もあるかも知れません。
また、近隣の農地の方がもしかして設置したものかもしれません。
いずれにしても電機柵には近づかないに越したことはありません。
カート事故

自分で運転するタイプの自走式のカートと決まったカート道路を走行する電磁誘導式のカート。
また、ガソリンカートにバッテリーカート。と様々なカートがありますが、カートにまつわる事故は多いです。
自分で運転するタイプのカートで他者が運転していると、カーブへの進入速度が思いのほか速く、不意に遠心力でカートの外へ放り出されてしまう事故が多いです。
また“プレーファースト”という観点からホールアウト後クラブを持ったままカートに乗ることは望ましいのですが、しっかりと手すりにはつかまるようにはしましょう。
決まったカート道路を決まった速度で走る電磁誘導カートでも危険はあります。
人感センサーがついていないタイプもあるので、誘導路に立っていてカートに引かれる事故も多発しています。
特にスタート玄関付近等、不意に後ろからカートが来る時があるので注意しましょう。
最近はバッテリー式のカートも増えて来て、音での判断が難しいです。
バッテリー式はガソリンカートに比べて音が静かですからね。
カートに乗る際はしっかりと手すりにつかまることが大切です。
走行中のスコアカード記入は不意の動きに対応できないのでやめましょう。
また最近はコース内乗り入れOKのゴルフ場も増えて来ています。
雨の日は当然ですが、晴れていても特に朝は芝に露が付いていて滑りやすいです。
急傾斜地などへの進入は避け、安全運転を心がけましょう。
池への落下事故

ゴルフ場の池の周辺には漏水を防ぐゴムが貼ってあり、そこにコケなどが生えていて滑りやすくなっている所が多いです。
周辺も大変ぬかるみやすく、不意に足を取られることもあるので注意が必要です。
ゴルフ場での死亡事故は過去に何件もあります。
池へ落としたボールを回収しようとして池に落下するケースが多いので、決して無理をせず細心の注意を払って無理そうならボールくらい諦めてください。
また、自分が落ちるとも限りません。同伴者の落下にも備え、浮き輪や救助ロープが設置してありますので必ず確認しましょう。
落ちてしまった場合、着衣状態では大人も泳ぐことは困難です。
パニックにならないように落ち着いて、浮き輪などの救命道具を使いましょう。
いずれにしましてもボール1ヶと命。どちらが大事かは聞くまでもないですよね。
池に落としたボールは基本的にはあきらめましょう。
スズメバチ・マムシ

8月から9月にかけてがスズメバチの繁殖期に当たり、活動がピークになり神経が高ぶっています。
見つけた場合は、手で追い払うなどの刺激を決して与えず、あわてて逃げたいところですが、ゆっくりと姿勢を低くして静かに遠ざかるようにしましょう。
スズメバチには黒い色を攻撃するという習性もあるので、白い服や黄色など明るい色の服や髪の毛を隠す帽子などが対策としては効果的です。
また大きめの白いタオルを持参し、いざというときは被るようにするのも良いです。
万が一刺された場合「おしっこをかけるとよい」なんていう人がいますが、全く効果はありません。
発汗、吐き気、頭痛などのアナフィラキシー(全身に対するアレルギー症状)が出た場合は、ためらわずにスタート室に連絡して救急車を呼んで対処しましょう。
また、ゴルフ場の草むらの中にはマムシが潜んでいる場合もあります。
よほどこちらから近づかない限りは攻撃してきませんが、草むらなどボールを探す時にはうかつに手を突っ込まない方が良いでしょう。
スズメバチに刺された際は、流水で患部を洗い流したり、患部をつまんで毒を血液ごと絞り出すのも効果的ですが、マムシの毒は強力で、応急処置も難しいと思われます。
極力安静にして救急車が到着するのを待ちましょう!
マムシに噛まれたからと言って死につながるわけではありません。
パニックになって走り回ったりすると毒が回ってかえって危険になります。
まずは安静にして座るなり、横になるなりして、救急車の到着を待ってください。
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