アイアンショットはドライバーと一緒?
- 2016/09/18
- 22:00
ドライバーとアイアンのインパクトは真逆
ゴルフスイングはインパクトで起こる現象、ショットのメカニズムを知っておくことで、いいスイングのイメージを抱け、クラブの使い方も正しくなってくるものです。
今回のテーマはアイアンショット。
まずはドライバーとそのメカニズムが異なるものであると認識してください。

理想的な軌道で言うと、アイアンショットのアタックアングル、いわゆるボールに対してのヘッドの進入角度がマイナスであるのが最大の特徴です。
ミドルアイアンで約-4度、それに対してティアップして打つドライバーはレベル~アッパーブローとなり+2度強となります。
この数値から見ても、そもそもアイアンとドライバーのメカニズムは異なってくるわけです。
アイアンは芝の上のボールをダウンブローに打ち抜いていかなければならないクラブ。
ということはインパクトからフォローにかけて低く手元を振り抜いていく必要があります。
フォローを左太もも前に手元を振るようなイメージを持ちスイングしていきたいですね。
スイングを制限して飛距離をコントロールする
飛距離優先のドライバーに対して、アイアンは飛距離のコントロールをしなければならないクラブです。
何より縦の距離精度を高めていくためには、自ずとコンパクトなトップやコンパクトなフィニッシュという、コントロールを優先としたスイングが求められるのです。
そして方向性や曲がり幅の管理をしっかりとしなければなりません。
フェースのターンを抑え目にすることが大切で、スイング中のリリースを抑えてクラブ運動量を少なくし、想定したインパクトロフトとフェースアングルを築き、出球の方向を安定させていきましょう。

よくドライバーとアイアンは同じスイングである、と聞くことがあります。
ゴルフ理論は「逆もまた真なり」みたいなところがあるので、否定はしませんが練習量の少ないアマチュアゴルファーは、ドライバーとアイアンははっきりと異なるものだと割り切ったほうが、練習のクオリティや上達の速度は早まるはずです。
アイアンショットで求められるクオリティは
1.縦距離
2.出球の方向性
3.曲がり幅
となります。
ダウンブローでかつハンドファーストのアイアンショットは5~10度位インパクトロフトが立ちます。
対して、ティアップして打つアップーブローのドライバーは4度位インパクトロフトが増えます。
ボールを置く位置を変えるだけで、スイングは一緒、っと考えてもいいのですが、アイアンとドライバーは別物と考えた方がよさそうですね。
ダウンブローで打つための最適ドリル
◇左足立ちドリル◇
右足(後ろ足)を1歩、後ろへ下げて左足立ちでボールを打つ練習法です。
セットアップのポイントは頭、手、左足、クラブヘッドが一直線上にあること。
こうすることでアドレスから自ずと左足体重を維持できるため、ボールに対してクラブヘッドを鋭角に下ろしていけます。
インパクトではハンドファーストを意識し、またヘッドの最下点をボールの先にイメージして打ち抜いてください。
あおり打ちでダフり、トップが多い方に効果的です。
◇片手打ちドリル◇
アマチュアゴルファーにとても多い傾向が、ダウンスイングからコックが早いタイミングで解けてしまうアーリーリリースです。
アイアンショットはハンドファーストでインパクトするのが極意です。
そのためにはダウンスイングで、できるだけコックを維持しながら、タメを作る必要があるのです。
右手(利き腕)だけでボールを打つ練習法は、クラブの重さをダイレクトに感じながら、タメのキープ感を会得できます。
しっかりと手の角度を維持したまま、インパクトするように心がけてください。
◇左脇ヘッドカバードリル◇
アイアンショットはタメをキープして、ダウンブローに打つクラブです。
そのためバックスイングではシャフトが立ち、その対象関係にあるフォローサイドでもシャフトが立ちます。
この関係を強制的に作っていくことで、アイアンショットのフェースローテーション、リリースのポイントなどを学ぶことが出来ます。
左脇にヘッドカバーを挟んだ状態(左脇がややしまった状態)を終始維持しながら、反復スイングしましょう。
手打ちの防止、そして手元を低い位置に抜いていく感覚を養えるはずです。
ダウンブロー要請マットで実践力を高める
アイアンショットのスイング軌道の最下点はボールの先。
しっかりとダウンブローに打ち込んでいくことが大切です。
ギア視点で見てもアイアンのソールはダウンブローに打ち込んでこそ、抜けの良さを発揮し、その性能が生かされます。
しかし普段の練習場ではなかなか、アイアンショットのクオリティにこだわれないのが現実です。
なぜなら人工マットは多少ダフってもソールが滑って打ててしまう、いわゆる疑似ナイスショット状態になってしまいます。
当然、コースの芝の上ではそのようなショットクオリティでは通用しません。
ではどのような環境で練習すべきか?
芝の上で練習できる環境がないなら作ればいい!
ということで可動式練習用マット「フェアウェイプロ」です。
◇ダフりに応じてトレーが前方にスライド、コース同様の芝のダフり感を再現
◇ボールの飛びに影響するため、ナイスショットとミスが一目瞭然
◇本芝感覚の厚みのある人工芝採用、ティアップも可能
◇トレーのスライドでダフりによる手首やクラブへの衝撃を緩和。
◇練習場にも持ち込み可能、本芝同様の実践練習を簡単に実現する
※要各練習場確認
このようにコース同様のライを作り上げることで、1球1球、本番同様の集中力をショットに注ぐことができ、思考しながら練習に取り組めるため確かなスキルアップに繋がります。
プロのようにボールの先の芝を刈り取るようなダウンブローを養成するなら「フェアウェイプロ」を。
持ち運びが便利なポータブルタイプで使い勝手がいいのも魅力的な練習マットです。
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