ゴルフ場の芝に種類があるのは知っていますか?
- 2018/01/15
- 09:16
ゴルフは芝の上でプレーするスポーツですから、芝の影響から逃れることはできません。たとえば打ち上げのアプローチでザックリやることってよくありませんか?
その大きな理由は、前足側の地面が高いのでクラブが抜けないことにありますが、その斜面の影響に加え芝目もザックリを誘発する原因になっているのです。
芝目というのは基本的には水の流れる方向と一致しますから、アップヒルの場合はほぼ逆目です。つまりクラブのリーディングエッジがつっかかってダフっているわけです。
また、グリーン周りでのザックリも逆目であることが多いですね。水が流れる方向と同じように、人が歩く方向にも芝目はできます。
グリーン奥の次のティグランドに向かう場所などは、人が同じように歩いていくので逆目になっていることが多いですから、ここからのアプローチは注意しなければなりません。

芝の種類もショットに大きな影響を与えます。
北海道やまた本州でも避暑地の高原コースなどでゴルフをして、上手く打てずに「あれ?あれっ?」なんて首を傾げたことのある人はいませんか?
なぜこのような北海道などのコースで上手く打てないかというと、芝が違うからです。
洋芝なんですよ。
本州の一般的なコースのフェアウェイやラフは高麗芝や野芝といった和芝なのに対し、寒冷地である北海道や高原コースの一部は洋芝のベント芝なんです。
和芝と野芝では打ち方が違うんです。沖縄ではバミューダ芝ですが、これも打ち方は違いますね。
ベント芝は一般的なコースでもグリーンに使用されてます。高麗芝とベント芝のグリーンでは転がり方も違いますよね。
芝はイネ科の植物で、大きく分けると和芝と洋芝に分かれます。和芝は高温多湿の日本の気候に合った芝で、野芝や高麗芝、姫高麗芝などです。ホームセンターなどにも売っていて、手入れも比較的簡単です。
洋芝は暖地型と寒冷地型さらに分かれ、暖地型はバミューダ芝やティフトン芝など日本芝の性質とほぼ同じで、高温にも強い芝生です。
寒冷地型の芝はベントやブルーグラス、フェスキューなどがあります。和芝と洋芝の大きな違いは、横に伸びる和芝に対し、洋芝は縦に伸びるという事。洋芝は水分を含んでいるから粘っこくて、ラフなどは特にやっかいですね。
見た目はダントツに洋芝の方がいいです。特に冬場など寒冷地用の洋芝はある程度の緑を保ちますが、和芝はすぐに茶色になります。しかし、洋芝は和芝より伸びる速度が速く多くの刈り込み作業が必要で、また病気にもなりやすいのでメンテナンスに手間がかかります。
宮里藍が初めてアメリカで勝った試合はバミューダ芝のコースでした。沖縄と同じ芝だから慣れていたんですね。
年間5勝したときも、そのうちの4試合がバミューダ芝で、1試合だけ洋芝で勝つことができたんです。同じ芝なのにそんなに違うの?と思うかもしれませんけど、これが違うんです。
高麗芝はランナー芝と言って、横に伸びる性質がある芝です。また短く刈るとタワシのようになって、硬いのでボールが乗ると浮いた状態になるんですよ。
一方ベント芝は縦に伸びますから芝の厚みができて、葉もやわらかいので短く刈ってもボールが沈むんですね。このボールが浮くか沈むかが大きな違いなんです。
高麗芝でゴルフを覚えるとダウンブローに打つようになるんですよ。ボールが浮いているから、ダウンブローに入れてボールを抑えるようになるんです。
これをベント芝でやるとクラブが抜けずにダフってしまいます。逆にベント芝でゴルフを覚えると、沈んでいるボールを拾って打つようになります。この打ち方を高麗芝でやるとボールとフェースの間に芝が噛んでフライヤーになりますね。
またラフが一番やっかいで洋芝の方が細く長く粘っこいので絡み付きます。
グリーンも高麗とベントでは転がり方が違います。グリーンに洋芝のベントを使用しているコースは本州でも多数を占めるので、その違いを感じたことがあるでしょう。
高麗の方が芝目がきつく影響を受けやすいです。特にカップ間際のスピードが落ちた時、急激に曲がるのでびっくりすることがあります。
芝の種類は、ラフ、フェアウェイ、グリーン、ティグランドとそれぞれ変えているゴルフ場もあります。スタート前に芝の種類の事をスタッフに尋ねるのも上手くなるための秘訣です。
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その大きな理由は、前足側の地面が高いのでクラブが抜けないことにありますが、その斜面の影響に加え芝目もザックリを誘発する原因になっているのです。
芝目というのは基本的には水の流れる方向と一致しますから、アップヒルの場合はほぼ逆目です。つまりクラブのリーディングエッジがつっかかってダフっているわけです。
また、グリーン周りでのザックリも逆目であることが多いですね。水が流れる方向と同じように、人が歩く方向にも芝目はできます。
グリーン奥の次のティグランドに向かう場所などは、人が同じように歩いていくので逆目になっていることが多いですから、ここからのアプローチは注意しなければなりません。

和芝と洋芝の違いわかりますか?
芝の種類もショットに大きな影響を与えます。
北海道やまた本州でも避暑地の高原コースなどでゴルフをして、上手く打てずに「あれ?あれっ?」なんて首を傾げたことのある人はいませんか?
なぜこのような北海道などのコースで上手く打てないかというと、芝が違うからです。
洋芝なんですよ。
本州の一般的なコースのフェアウェイやラフは高麗芝や野芝といった和芝なのに対し、寒冷地である北海道や高原コースの一部は洋芝のベント芝なんです。
和芝と野芝では打ち方が違うんです。沖縄ではバミューダ芝ですが、これも打ち方は違いますね。
ベント芝は一般的なコースでもグリーンに使用されてます。高麗芝とベント芝のグリーンでは転がり方も違いますよね。
芝はイネ科の植物で、大きく分けると和芝と洋芝に分かれます。和芝は高温多湿の日本の気候に合った芝で、野芝や高麗芝、姫高麗芝などです。ホームセンターなどにも売っていて、手入れも比較的簡単です。
洋芝は暖地型と寒冷地型さらに分かれ、暖地型はバミューダ芝やティフトン芝など日本芝の性質とほぼ同じで、高温にも強い芝生です。
寒冷地型の芝はベントやブルーグラス、フェスキューなどがあります。和芝と洋芝の大きな違いは、横に伸びる和芝に対し、洋芝は縦に伸びるという事。洋芝は水分を含んでいるから粘っこくて、ラフなどは特にやっかいですね。
見た目はダントツに洋芝の方がいいです。特に冬場など寒冷地用の洋芝はある程度の緑を保ちますが、和芝はすぐに茶色になります。しかし、洋芝は和芝より伸びる速度が速く多くの刈り込み作業が必要で、また病気にもなりやすいのでメンテナンスに手間がかかります。
浮くか沈むかが大きな違い
宮里藍が初めてアメリカで勝った試合はバミューダ芝のコースでした。沖縄と同じ芝だから慣れていたんですね。
年間5勝したときも、そのうちの4試合がバミューダ芝で、1試合だけ洋芝で勝つことができたんです。同じ芝なのにそんなに違うの?と思うかもしれませんけど、これが違うんです。
高麗芝はランナー芝と言って、横に伸びる性質がある芝です。また短く刈るとタワシのようになって、硬いのでボールが乗ると浮いた状態になるんですよ。
一方ベント芝は縦に伸びますから芝の厚みができて、葉もやわらかいので短く刈ってもボールが沈むんですね。このボールが浮くか沈むかが大きな違いなんです。
高麗芝でゴルフを覚えるとダウンブローに打つようになるんですよ。ボールが浮いているから、ダウンブローに入れてボールを抑えるようになるんです。
これをベント芝でやるとクラブが抜けずにダフってしまいます。逆にベント芝でゴルフを覚えると、沈んでいるボールを拾って打つようになります。この打ち方を高麗芝でやるとボールとフェースの間に芝が噛んでフライヤーになりますね。
またラフが一番やっかいで洋芝の方が細く長く粘っこいので絡み付きます。
グリーンも高麗とベントでは転がり方が違います。グリーンに洋芝のベントを使用しているコースは本州でも多数を占めるので、その違いを感じたことがあるでしょう。
高麗の方が芝目がきつく影響を受けやすいです。特にカップ間際のスピードが落ちた時、急激に曲がるのでびっくりすることがあります。
芝の種類は、ラフ、フェアウェイ、グリーン、ティグランドとそれぞれ変えているゴルフ場もあります。スタート前に芝の種類の事をスタッフに尋ねるのも上手くなるための秘訣です。
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