スコアをまとめる鉄則
- 2016/09/02
- 13:36

ボールを上手に打つことだけが上達への道ではありません。
その部分が変わらなくてもスコアを減らす方法はいくらでもあるんです。
たとえばスコア管理。
これが出来ている方って非常に少ないんです。
最近のラウンドを思い出してみてください。
その時のパー3では何オーバーでしたか?パー5ではどうでしたか?
この質問にすぐに答えられる人はおそらく上手な人でしょうし、ほとんどの人は思い出せないのではないでしょうか?
そこの意識を少しだけ変えて行きましょう。
パー5とパー3を味方につけろ
アベレージの方には意外かもしれませんが、パー5って1番やさしいホールなんですよ。
3打でグリーンに乗せればいいので、1打にかかる負担が少ないんですね。
その次にやさしいのは打つ場所を選べて、しかもティアップして打てるパー3なんです。
やさしいはずのパー5とパー3で叩いてしまう人はスコアがまとまらないんです。
ですから『パー5とパー3を味方につけろ』というのがスコアメークの鉄則なんですが、そういう意識がある人は、パー5でボギーやダボを叩いたり、短いパー3でバンカーに入れてしまったりすると覚えているものなんです。
「そんなの覚えてないよ」という方はぜひともパー5、そしてパー3で無駄な1打を叩かないようにするといいですよ。
パー4はどうするの?
と思われるかも知れませんけど、パー4はひとまずおいておきましょう。
パー4というのは1打のミスショットに左右されやすいので、最初のうちは上手くスコアをまとめられません。
パー5とパー3のスコアが徐々にまとまってきて、それからパー4でパーをとれる数が増えてくる、というのが上達の道筋です。
スコアカードの管理をしてみよう

自分のプレーを覚えている、いないという観点からいうと、上手くなる人は覚えているものです。
それは、いろいろと考えてプレーするからでもあるし、スコアカードにプレーを記録して後で見返している場合もあります。
いずれにせよ、2度目に回った時にコースを思い出せない人はなかなか上手くなれないということです。
そのコースを初めて回る時というのは、いいスコアはなかなか出ないものです。
いいスコアが出るときというのは、スタートする前からプレーするイメージがある時で「あそこは右に打っても広くなっているから大丈夫」とか、どのホールでどこに打てばいいかがわかっている時なんです。
そうなるためには、その日のラウンドを振り返ることが必要ですし、スコアカードにスコアやパット数だけでなく、何番で打ったなどという自分なりのデータを記入して管理することも大事なんです。
「そうそう、このコースのパー3は前半2つが8番アイアンで後半は7番アイアンだったよな」
このようにスコアカードに記入しておけば後で前回のプレーが蘇りますからね。
ぜひともスコアカードの管理をして頂きたいと思います。
また、会社のコンペや競技というのは決まったコースでやることが多いワケですから、スコアカードにデータを蓄積していって、自分なりのヤーデージブックを作るのもいいと思います。
他のプレーヤーからの情報を良いスコアへの近道
そしてもう一つ、スコアを減らすために重要なのは、人のプレーを見ることです。
同伴競技者が打ったボールというのは最もリアルな情報源だからです。
風がどれぐらいの強さなのか、どの向きからなのか、これほどよい判断材料はありませんよね。
またグリーンのラインも同伴競技者が転がしたボールが教えてくれます。
特に大事なのが最後の一転がりで、パッティングの最後の一転がり、アプローチの最後の一転がりはよく見てください。
死に球がどちらに切れるかでラインがわかります。
使用クラブを見たり、ラインをあからさまに見るのはマナー違反じゃないかって?
とんでもない。
同伴競技者が与えてくれる重要な情報を見逃さないことも上手くなるための資質ですよ。

ただし、同伴競技者に使用クラブを聞いたり、教えたりすることはアドバイスになりますので2打罰が課せられます。
ゴルフにおけるアドバイスとは、プレー上の決断、クラブの選択、ストロークの方法に影響を与えるような助言や行動の事を指します。
先に打った人のキャディバックを覗き込んで使用クラブを確かめた場合には、勝手に見た情報のためにアドバイスということにはなりませんが、クラブにタオルなどがあってそのタオルをどけるというような行為をしてしまうとペナルティとなります。
行動してしまうと違反であるということですから覚えておきましょう。
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