池越えショットが池が入る理由
- 2017/05/29
- 14:55
池越えのホールというのは嫌なものですよね。
調子良く回っていたら、いきなり池越えのパー3が現れるってことあるじゃないですか。
嫌だな、入れたくないな、と思いながら打つんだけれども結局池に入れてしまい、6とか7なんていうビッグスコアが来て、結局いつものスコアに戻ってしまう。
そんな経験をしたゴルファーは少なくないと思います。
池があると景色は美しくなるのですが、いざプレーをするとなると物凄く邪魔なものですよね。
プロだって同じです。
ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップが行われるTPCソーグラスの17番はご存知ですか?

池越えのパー3で130ヤードぐらいですが、プロ達がよく池に入れるので「魔物が潜む」とか言われているんです。
このホールで池を超えるのに必要な距離は約125ヤード。
そこから10ヤードの135ヤードにピンが切ってあるとするじゃないですか。
例えば私が130ヤードを打とうとしたら、9番アイアンの軽めなんですけど、この状況でそれをやろうとすると大抵池ポチャになります。
それよりもピッチングウェッジでマン振りしてしまったほうが、池に入らないんですね。
これはどういう事かというと「大きめのクラブを持って軽く振る」ということをするよりは、池越えギリギリの距離のクラブでしっかり振ったほうがいいということなんです。
加速しないスイングがいかに当たり損ねを多く誘発するかということですね。
ですから今後、池越えのホールで番手に迷ったら小さい方のクラブを選択してみてください。
ピンまで160ヤードで池を超えるのに150ヤード必要という場合、7番アイアンの距離が150ヤードだったら7番でしっかり打つんです。
6番で軽く打つのはご法度。まず池に入ると思っていいでしょう。
それがわかっているプロはオーバー目に打ってきますね。
ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップの初日と3日目の17番は一番手前にピンが切られますけど、ピンの根元に打ってくるプロは少ないんです。
ピンを10ヤード超えたところに斜面があって、だいたいそこを狙ってきます。
上手く斜面に当たればボールが戻ってきてピンに寄るからですが、戻ってこなくてもいいや、というつもりで打ってきますし、そういうマネジメントをする選手は池に入れません。
それに対し、距離に余裕のあるクラブでピンの真横に落とそうとする選手は池ポチャをするんですね。
このことから学べる教訓は、1クラブ大きい番手を選んだら手加減せずに打ってしまえ!ということです。
手加減するとダフりますから、グリーン奥まで飛んでも構わないと、開き直ることです。
最大のミッションは「池に入れないことです」から、グリーンオーバーも辞さずという気持ちで打つことが大切です。
力を加減して打つことが池ポチャの大きな原因であり、しっかり打つことである程度それを防ぐことができますが、もう一つ池ポチャを防ぐ方法があります。
それは事前に準備しておく、ということです。
というのは、もしTPCの17番のように、嫌な池越えのホールがあることが予めわかっているのなら、そこで使うクラブもある程度分かる訳です。
それが140ヤードのパー3なら、朝の練習で140ヤードのクラブ、8番アイアンなら8番アイアンをティアップして徹底的に練習しておけばいいのです。
そうすれば、いざそのホールが目の前に現れても慌てませんし、8番アイアンを打ち込んできたのですから、多少なりとも自身が持てるはずです。
情報収集をすることの重要性は再三お話ししていますが、事前の準備に勝るスコアメーク法はありません。
いいスコアが出るときというのは、このホールはティショットはあそこに打って、セカンドはあそこに打って、と18ホールの流れが予め頭に入っているときなんです。
たとえ回ったことのないコースでも、スコアカードで仮想のラウンドはできますし、池越えのタフなホールがあることは調べておくことができますから準備を怠らないことです。

池越えだと緊張してダメなんだ、という人も沢山いると思いますが、なぜ緊張するのかを考えてください。
自信がないから?確かにそうかもしれませんが、自信がないのは準備が出来ていないからではありませんか?
本当に自分に池を超す技量がないのなら、設計家が用意した逃げ道を探せばいいんですよ。
さすがにTPCの17番は設計の段階からトーナメントを想定して作られたスタジアムコースなので逃げ道はありませんが、それは非常に特殊なケースです。
必ず逃げ道がありますし、おそらくグリーン周りに池ポチャ用の特設ティーがありますから、思い切って打っちゃってください。
余談ですが、ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップは選手たちに最高の条件でプレーしてもらうための配慮が行き届いている大会で、全ての練習ボールを揃えたのも、プレーヤーズラウンジを作ったのも、選手専用パーキングを作ったのも、すべてTPCが初めてでした。
とにかく至れり尽くせりの大会です。
機会があればぜひ見てください。

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調子良く回っていたら、いきなり池越えのパー3が現れるってことあるじゃないですか。
嫌だな、入れたくないな、と思いながら打つんだけれども結局池に入れてしまい、6とか7なんていうビッグスコアが来て、結局いつものスコアに戻ってしまう。
そんな経験をしたゴルファーは少なくないと思います。
池があると景色は美しくなるのですが、いざプレーをするとなると物凄く邪魔なものですよね。
池越えホールで番手に迷ったら小さいクラブがおススメ
プロだって同じです。
ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップが行われるTPCソーグラスの17番はご存知ですか?

池越えのパー3で130ヤードぐらいですが、プロ達がよく池に入れるので「魔物が潜む」とか言われているんです。
このホールで池を超えるのに必要な距離は約125ヤード。
そこから10ヤードの135ヤードにピンが切ってあるとするじゃないですか。
例えば私が130ヤードを打とうとしたら、9番アイアンの軽めなんですけど、この状況でそれをやろうとすると大抵池ポチャになります。
それよりもピッチングウェッジでマン振りしてしまったほうが、池に入らないんですね。
これはどういう事かというと「大きめのクラブを持って軽く振る」ということをするよりは、池越えギリギリの距離のクラブでしっかり振ったほうがいいということなんです。
加速しないスイングがいかに当たり損ねを多く誘発するかということですね。
ですから今後、池越えのホールで番手に迷ったら小さい方のクラブを選択してみてください。
ピンまで160ヤードで池を超えるのに150ヤード必要という場合、7番アイアンの距離が150ヤードだったら7番でしっかり打つんです。
6番で軽く打つのはご法度。まず池に入ると思っていいでしょう。
それがわかっているプロはオーバー目に打ってきますね。
ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップの初日と3日目の17番は一番手前にピンが切られますけど、ピンの根元に打ってくるプロは少ないんです。
ピンを10ヤード超えたところに斜面があって、だいたいそこを狙ってきます。
上手く斜面に当たればボールが戻ってきてピンに寄るからですが、戻ってこなくてもいいや、というつもりで打ってきますし、そういうマネジメントをする選手は池に入れません。
それに対し、距離に余裕のあるクラブでピンの真横に落とそうとする選手は池ポチャをするんですね。
このことから学べる教訓は、1クラブ大きい番手を選んだら手加減せずに打ってしまえ!ということです。
手加減するとダフりますから、グリーン奥まで飛んでも構わないと、開き直ることです。
最大のミッションは「池に入れないことです」から、グリーンオーバーも辞さずという気持ちで打つことが大切です。
池ポチャを防ぐもう一つの方法
力を加減して打つことが池ポチャの大きな原因であり、しっかり打つことである程度それを防ぐことができますが、もう一つ池ポチャを防ぐ方法があります。
それは事前に準備しておく、ということです。
というのは、もしTPCの17番のように、嫌な池越えのホールがあることが予めわかっているのなら、そこで使うクラブもある程度分かる訳です。
それが140ヤードのパー3なら、朝の練習で140ヤードのクラブ、8番アイアンなら8番アイアンをティアップして徹底的に練習しておけばいいのです。
そうすれば、いざそのホールが目の前に現れても慌てませんし、8番アイアンを打ち込んできたのですから、多少なりとも自身が持てるはずです。
情報収集をすることの重要性は再三お話ししていますが、事前の準備に勝るスコアメーク法はありません。
いいスコアが出るときというのは、このホールはティショットはあそこに打って、セカンドはあそこに打って、と18ホールの流れが予め頭に入っているときなんです。
たとえ回ったことのないコースでも、スコアカードで仮想のラウンドはできますし、池越えのタフなホールがあることは調べておくことができますから準備を怠らないことです。

池越えだと緊張してダメなんだ、という人も沢山いると思いますが、なぜ緊張するのかを考えてください。
自信がないから?確かにそうかもしれませんが、自信がないのは準備が出来ていないからではありませんか?
本当に自分に池を超す技量がないのなら、設計家が用意した逃げ道を探せばいいんですよ。
さすがにTPCの17番は設計の段階からトーナメントを想定して作られたスタジアムコースなので逃げ道はありませんが、それは非常に特殊なケースです。
必ず逃げ道がありますし、おそらくグリーン周りに池ポチャ用の特設ティーがありますから、思い切って打っちゃってください。
余談ですが、ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップは選手たちに最高の条件でプレーしてもらうための配慮が行き届いている大会で、全ての練習ボールを揃えたのも、プレーヤーズラウンジを作ったのも、選手専用パーキングを作ったのも、すべてTPCが初めてでした。
とにかく至れり尽くせりの大会です。
機会があればぜひ見てください。

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