『10球連続カップイン』してから寝る“ゴルフ・メンタルの極意”
- 2020/06/22
- 15:00
小技がスコアの決め手です。その小技の中でも特に重要なのがパッティング。さらにいえば2メートル以内のショートパットです。
短いパットがよく入る日は、ショットが悪くてもよいスコアが出ます。短いパットが入らない日はショットがよくても平凡かそれ以下のスコアしか出ません。
「毎日10分ボールを転がす」ことができるようになったら、それと平行してこんな練習をしてください。

練習というよりノルマといっていいかもしれません。
この練習にはパターマットを使います。時間的にはいつやってもかまわないのですが、一番よいのは就寝前。同じ位置から『10球連続カップイン』させます。
これができたら気持ちよく寝てください。
「毎日10分ボールを転がす」練習は、気楽にやりたい練習法です。リラックスして、遊び気分でいろいろなことを試しながら、慣れることが目的だからです。
それに対して『10球連続カップイン』は真剣勝負。「絶対入れる」気持ちで臨んでほしい練習方法です。
標準的なパターマットの長さは2メートル前後。コースでは「入れごろ外しごろ」の距離です。「入れればパー」とか「入れれば80台」というこの距離のパットに臨んだときには「絶対入れたい」と思うものです。10球連続で入れると、そういうプレッシャーに強くなれる可能性が高くなります。
パターマットのカップはいつも同じ位置にありますから、一度入れ方がわかれば同じ打ち方を繰り返すことで続けて入れられます。コースでプレーしたときの「ラインが分かっている」パットと同じ状態でボールを打てるのです。
ですから、ただ入れるだけなら簡単。プレッシャーもほとんどありません。そこに『10球連続』という条件を加えると緊張感が高くなります。「あと2球」「これで10球目」という段階になると、コースで感じるようなプレッシャーがかかってきます。10球目を決めないとまた1球目からやり直し。眠れなくなってしまうというルールもプレッシャーになります。それに打ち勝つことで、本番のショートパットにも強くなれるのです。
『10球連続』をクリアーできたら次は20球に挑戦しましょう。寝不足にならないように注意して球数を増やしていくのがよい方法です。
ミスするときの精神状態を調べてください。
〇カップインできるときと、ミスするときの考え方を比べる。
ほとんどの場合、「これで〇球目」というカウントをすることから精神面の違いが生まれます。一例を挙げると、このようになります。
・1球目 「普通に打てる。カップ目掛けてポーンと転がそう」
・5球目 「いつもここまではちゃんと打てている。外れる気もしないな」
・7球目 「ここまできたら外せないぞ。1からやり直しはゴメンだ」
・9球目 「さっきもここで外した。嫌な予感がする。引っかけないように打とう」
・10球目 「これを外したら12時過ぎちゃう。絶対入れたい。ショートは最悪だからガツンと打ちたいけど、強すぎてもカップに蹴られちゃうよな」
球数をカウントすると心の中に変化が生まれます。10球目に近づくほど思いが複雑になり、考えることも増えてきます。スムーズなストロークを妨げる原因になるのです。
理想は常に1球目の心境で打つこと。「普通に打てる」という平常心があり、「カップ目掛けてポーンと転がす」と、やるべきことが明確になっているからです。10球目も1球目と同じ心境で打てれば入るはずです。
〇カウントしないで打つ。
これも一つの方法ですが、プレッシャーから逃げることにもなります。カウントはするが打つときは1球目の心境になれるように気持ちをコントロールする。そのことを追求しながらやってください。
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短いパットがよく入る日は、ショットが悪くてもよいスコアが出ます。短いパットが入らない日はショットがよくても平凡かそれ以下のスコアしか出ません。
「毎日10分ボールを転がす」ことができるようになったら、それと平行してこんな練習をしてください。

10球連続でカップインしてから寝る。
練習というよりノルマといっていいかもしれません。
この練習にはパターマットを使います。時間的にはいつやってもかまわないのですが、一番よいのは就寝前。同じ位置から『10球連続カップイン』させます。
これができたら気持ちよく寝てください。
「毎日10分ボールを転がす」練習は、気楽にやりたい練習法です。リラックスして、遊び気分でいろいろなことを試しながら、慣れることが目的だからです。
それに対して『10球連続カップイン』は真剣勝負。「絶対入れる」気持ちで臨んでほしい練習方法です。
標準的なパターマットの長さは2メートル前後。コースでは「入れごろ外しごろ」の距離です。「入れればパー」とか「入れれば80台」というこの距離のパットに臨んだときには「絶対入れたい」と思うものです。10球連続で入れると、そういうプレッシャーに強くなれる可能性が高くなります。
パターマットのカップはいつも同じ位置にありますから、一度入れ方がわかれば同じ打ち方を繰り返すことで続けて入れられます。コースでプレーしたときの「ラインが分かっている」パットと同じ状態でボールを打てるのです。
ですから、ただ入れるだけなら簡単。プレッシャーもほとんどありません。そこに『10球連続』という条件を加えると緊張感が高くなります。「あと2球」「これで10球目」という段階になると、コースで感じるようなプレッシャーがかかってきます。10球目を決めないとまた1球目からやり直し。眠れなくなってしまうというルールもプレッシャーになります。それに打ち勝つことで、本番のショートパットにも強くなれるのです。
『10球連続』をクリアーできたら次は20球に挑戦しましょう。寝不足にならないように注意して球数を増やしていくのがよい方法です。
心の中に変化が生まれる
ミスするときの精神状態を調べてください。
〇カップインできるときと、ミスするときの考え方を比べる。
ほとんどの場合、「これで〇球目」というカウントをすることから精神面の違いが生まれます。一例を挙げると、このようになります。
・1球目 「普通に打てる。カップ目掛けてポーンと転がそう」
・5球目 「いつもここまではちゃんと打てている。外れる気もしないな」
・7球目 「ここまできたら外せないぞ。1からやり直しはゴメンだ」
・9球目 「さっきもここで外した。嫌な予感がする。引っかけないように打とう」
・10球目 「これを外したら12時過ぎちゃう。絶対入れたい。ショートは最悪だからガツンと打ちたいけど、強すぎてもカップに蹴られちゃうよな」
球数をカウントすると心の中に変化が生まれます。10球目に近づくほど思いが複雑になり、考えることも増えてきます。スムーズなストロークを妨げる原因になるのです。
理想は常に1球目の心境で打つこと。「普通に打てる」という平常心があり、「カップ目掛けてポーンと転がす」と、やるべきことが明確になっているからです。10球目も1球目と同じ心境で打てれば入るはずです。
〇カウントしないで打つ。
これも一つの方法ですが、プレッシャーから逃げることにもなります。カウントはするが打つときは1球目の心境になれるように気持ちをコントロールする。そのことを追求しながらやってください。
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