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コースデビューで慌てなくてすむ方法“ゴルフビギナーの基本”

林からは7番アイアンのアプローチでフェアウェイに戻そう

ティショットなどで運悪く林の中に打ち込んでしまったときは、ボールをいったんフェアウェイに戻すことが先決です。

グリーンの方向を見たら、木と木とのスペースが狭く、枝が左右に張り出していて脱出が困難と判断した場合、グリーンの方向に打つのは断念してください。

グリーンが見えているからといって、狭いルートの方向に打ち出せば、ボールを木に当てて、さらに林の奥まで飛んでしまい、完全に脱出不可能な最悪の状況を招くことも起きます。

グリーンの方向は見ないで、木と木の間が広くなっている場所を探しましょう。真横よりも後ろ側に広いスペースがあるのなら、たとえティイングエリア方向に戻ってもいいですから、フェアウェイへと安全確実に脱出できそうな場所を選択することです。

構え方と打ち方ですが、この場合は7番アイアンを使った【パット式アプローチ】が最善策といえます。

練習場で効率よく上手くなる6つのポイント“ゴルフビギナーの基本”で解説した、ボールの近くに立ち、ヒールを軽く浮かせて構え、パットの要領でスイングするアプローチです。

9番アイアンですとボールが思いのほか高く上がりすぎて、木の枝などに当たってしまう可能性があります。

その点、7番アイアンなら低い角度でボールを出しやすい上に、20~30ヤードは転がってくれますからフェアウェイまで十分に届きます。

林の中は芝がなくボールのライがよくない場所が多いものですが、ヒールを浮かせておけばダフリの心配がなく、ビギナーでも成功率が高い打ち方なのです。

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OBや池、崖など打ってはいけない場所を避ける

ゴルフ場にはOBや池、崖、林、急斜面など、ボールを打ち込んでしまうとスコアを大きく崩してしまう危険な場所が多くあります。

ティイングエリアに立ったら、ホールのロケーションを見て、目標設定の優先順位を考えることが大切です。

OBは1罰打を加えて打ち直さなくてはならないので、絶対に回避しておきたい区域です。池も打ち込んでしまうと1打損しますから、2番目に避けたい場所です。

こうして考えてみると、いつもフェアウェイ真ん中ばかりを狙うよりも、コースの右側に打つほうが危険が少ないのか、あるいは左側のほうが安全なのかの判断がつきやすくなります。

右と左のどちら側を狙うかを決めたら、今度は目標を一点に絞りましょう。「あのフェアウェイとラフの境を狙う」とか「あのバンカーの縁の方向に打つ」「あそこに見える木に向かって打とう」などと、目標を具体的に設定するのです。

「フェアウェイに飛べばいいや」とか「大体あの辺に行けばOK」などと安易に考えて目標設定を曖昧にしておくと、アライメントが狂いやすく、ショットの方向性が安定しにくくなります。一点に絞った目標を見ながらインパクトゾーン素振りを繰り返し、アドレスをつくるようにするとショットの成功率がアップします。

グリーンに打つ場合も、基本的にはピンがどこに立っていようとグリーンの真ん中を狙うのがセオリーです。

しかし最初のうちはショットが左右に散らばる傾向が強いでしょうから、グリーンの右サイドにバンカーがある場合は、左端のグリーンエッジを狙うとか、グリーンの左サイドに池があるなら右端のグリーンエッジの方向に打つなど、危険な場所の逆サイドに目標を設定するのがベターでしょう。

要はグリーンを外してもいいですから、ミスしても安全な場所に打っておくということがとても大切なのです。



グリーン周りからは徹底して転がすことを考える

グリーン周りからのアプローチでは、9番アイアンを使用した「パット式アプローチ」を実行しましょう。

一般的にアプローチのテクニックには、ボールを低く転がすランニングアプローチ、ボールを上げて転がすピッチエンドラン、ボールを上げて止めるピッチショット、もしくはロブショットなどがあり、グリーン周りの状況に応じて使い分けます。

クラブも9番アイアンだけでなく、ピッチングウェッジやアプローチウェッジ、サンドウェッジなどのウェッジも使います。

でも、それは経験を通して少しずつ覚えていくことであり、コースデビューからいきなりやろうとしても無理があります。

◇30ヤード以内であれば9番アイアン、30ヤード以上は7番アイアンを選択する
グリーン周りには芝が薄い場所やディボット跡、ラフなどボールを正確にヒットしにくい状況がとても多く、状況に即した構え方や打ち方の判断は、経験をある程度積んでからでないと難しいのです。

だからこそビギナーは、グリーン周りの状況にあまり左右されずに打てるパット式アプローチを一貫して通すのが、スコアを安定させるポイントです。

グリーン周りからは転がせる状況なら徹底して転がすのがアプローチの鉄則ですから、パターの要領でスイングするだけでいいパット式アプローチは、まさに打ってつけです。

ボールがグリーンエッジの近くにあり、パターで転がせるのなら迷わずにパターで転がしましょう。ピンまで30ヤード以内なら9番アイアン、30ヤード以上であれば7番アイアンを使うことをお勧めします。

◇転がす意識でアプローチの基本が早く身につく
アプローチの距離感覚をマスターしていくのはこれからですから、ピンの近くに寄せるのは二の次として、次打でパターが使えるように悪くてもグリーンに乗せておくことだけを考えましょう。

グリーンエッジから少し離れた位置にボールがあるとボールを上げたくなりますが、ボールはクラブのロフト角によって自然に上がるのですから、絶対に上げようとしないで、最初から低く転がす気持ちでスイングすることです。

9番アイアンで打てば、クラブのロフト角によりボールがやや低い角度で上がり、グリーンに乗ってから転がっていくことがわかります。これがピッチエンドランの打ち方そのものなのです。

バンカー越えなどどうしても上げなくてはならない場合は、バンカー越えをせずグリーンに乗せられる方向を狙うようにして、できるだけ転がすようにしましょう。



バンカーもパット式アプローチの要領で一発脱出

バンカーショットでは、サンドウェッジのフェース面を開き、オープンスタンスに構えます。そして、スタンスの向きに沿ってアウトサイドインの軌道でボールの手前にヘッドを入れて、周りの砂ごとカットに打ち抜きます。こうすることで砂の爆発力を引き出し、ボールがフワッと舞い上がるわけです。

という具合に、ビギナー向けの本でも一般的レッスン書でも、バンカーショットの打ち方を説明しています。

でも、そのように教えられたところで理解できるでしょうか。

ゴルフ経験が長い人の中にもバンカーショットを苦手とする人が多くいますが、私が思うには難しい打ち方をしようとするところに問題点があるのです。

◇バンカーから出すだけなら難しいテクニックはいらない
フェースを開き、オープンスタンスに構えて、カット軌道でボールの周りの砂を打ち抜くテクニックも、バンカーが上手くなる過程の中では確かに必要です。でも、それはピンの近くに寄せるための手段であって、バンカーから1回で出すだけならそんな複雑なテクニックはいりません。

ビギナーでもバンカーから1回で出す方法は、9番アイアンのパット式アプローチしかありません。この打ち方が安全でやさしい打ち方なのです。

バンカーショットでサンドウェッジを必ず使わなくてはならないのは、ボールを高く上げたいときと、ピンが近くにあり距離を抑えたいときくらいのもので、別にサンドウェッジを使わなくても脱出できますし、フェースを開いたりオープンスタンスに構えたりしなくてもいいのです。

◇パット式アプローチで砂を横から払い打とう
アプローチショットをするときと同じように。9番アイアンのヒール側を浮かせて構えましょう。

バンカーの場合はクラブヘッドを砂につけて構えるとペナルティになるので気を付けましょう。クラブが砂に触れないようにヒール側を少し持ち上げるように構えてください。

そして、手首を固定したままで、腰くらいの高さでスイングします。バンカーショットが苦手な人は「上から打ち込め」という教えを忠実に守ろうとして、クラブがスムーズに振り抜けない傾向が多く見られます。別に上から打ち込む必要なんてどこにもなくて、横から砂を払い打てばいいのです。

9番アイアンならそんなに大きく振らなくてもいいですし、ヒール側を浮かせているから砂が薄く取れても飛びすぎる心配もありません。なによりもパターと同じスイングですから、とてもシンプルな動きになります。

ピンのほうに打とうとして、前方に見えるバンカーのアゴ(縁)が腰よりも高ければ、サンドウェッジを持ち、同じようにパット式アプローチで打ちましょう。

アゴが高くても絶対にすくい上げてはいけません。サンドウェッジをパターのように振れば、ロフト角によってボールが高い角度で上がると信じて、最初から低く転がす気持ちでスイングすることが大切です。

前方のアゴが自分の背丈よりも高くてピンが見えないようなら、横を向いてアゴの低い場所に出しましょう。

バンカーはコースデビューの人にとっては未体験ゾーンですが、この打ち方をしておけばバンカーから十分出せることを体験できるでしょう。

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短いパットはボールの線を活用しよう

ショットやアプローチが思うようにいかなくても、パットのミスをできるだけ少なく抑えれば、スコアがまとまりやすくなります。

ロングパットは距離感優先、ショートパットは方向性第一とよく言われるように、パット数のロスを食い止めるには、ロングパットを自分のできる範囲でカップに近づけておき、セカンドパットを確実に入れることに尽きます。

スタート前には必ず練習グリーンに行き、練習グリーンの端から端までの最長距離を転がし、次に歩測して10歩の距離を練習しておくことが大切です。

10歩くらいの距離と、それ以上の距離の練習をしてロングパットの感じをつかんでおくだけでも、5メートル以上も手前にショートしたり、5メートル以上もオーバーしたりするミスをかなり減らせるはずです。

◇カップを見たままで素振りし、距離感のイメージをつかんでおく
ともかくロングパットは距離感が最優先ですから、アドレスの前にカップを見ながら素振りを繰り返し、距離感のイメージを高めましょう。

この距離感というのは、ボールを右手で転がすような感覚です。

たとえば野球のキャッチボールでは、相手が近くにいれば腕をそっと振って、ボールを軽く投げるでしょうし、相手が遠くなれば腕を大きく速く振って、ボールを勢いよく投げます。

それと同じでパットの距離感は、ボールが転がるスピードをイメージし、腕やパターをどのくらいの速さで振り、どのくらいの振り幅でストロークするかにかかっています。

距離感が漠然としたまま、「このくらいかな」とストロークしても距離はまったく合いません。

カップを見て素振りし、目で見た感覚を働かせて、「このくらいかな」と自分で目星をつけるのです。経験が浅いうちは距離感がなかなか合わないでしょうし、感覚には個人差があるので、最初はできなくてもいいですから、必ず目標を見て距離感をイメージする作業を心掛けてください。

キャディさんや同伴者に頼るのではなく、できなくてもいいので自分の感覚でやることが大事です。

◇短いパットはボールを置くときにボールの矢印や線をカップに向ける
1~2メートル以内の短いパットの場合は、方向性を重視します。ということはフェース面をカップに真っ直ぐ向けて構え、インパクト後もフェースをカップの方向に出すことが一番の決め手となります。

現在では細長い矢印が刻印されているボールも出回っていますし、自分でボールに線を記入しているゴルファーも多くいます。

そこで、方向の正確性を向上させるために、ボールを置くときに矢印や線をカップに真っ直ぐ向けることをお勧めします。線を合わせる作業が方向の確認になりますし、イメージが明確になる効果もあります。

ストロークの際にはインパクト後にパターヘッドとカップが重なって見えるように振りましょう。「パターヘッドをカップインさせるイメージ」とプロたちはよく言いますが、その感覚によって短いパットの打ち損じを減らすことができるはずです。

ボールをカップインさせたら、そのホールの合計の打数とパット数を記入します。スコアカードの有効活用法として、ティショットがフェアウェイに飛んだとか、2パットで上がれたとか、自分で何かテーマや目標を決めておいて、達成できたホールには○を書き込んでおきましょう。

何か自分を褒めてあげるための要素をつくっておくと、初ラウンドの楽しさを見出すことができます。


“ゴルフビギナーの基本”の一覧はこちらから⇒コースデビューは「失敗して当たり前」



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