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練習場で効率よく上手くなる6つのポイント“ゴルフビギナーの基本”

ゴルフのクラブにはドライバーから、3番・5番ウッド、ユーティリティークラブ、5~9番アイアン、ピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジ、パターなどがあり、キャディバッグに入れられるクラブは14本までと決まっています。

色々なクラブでボールを打って見たくなる気持ちは理解できますが、スイングづくりの練習に使うクラブは9番アイアンが最適です。

多くのゴルフ経験者やインストラクターは7番アイアンでスイングの基本を教えようとしますが、7番アイアンは昔に比べて難しくなったので、ビギナーがいきなり7番アイアンで打ち始めるのはちょっと無理があります。

ロフト角によってボールが自然に上がる感覚を早くマスターするには、やはり9番アイアンがベストです。

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ポイント① 自分でボールをあげようとしてはいけない

最初のうちはボールをティアップして打ちましょう。

練習場のゴムティには、高さ別にLL、L、M、Sなどのサイズが揃っていますが、まずはLのようなやや高さのあるゴムティを選ぶといいでしょう。

LLとなるとティアップがちょっと高すぎて、フェースの芯に当てるのが逆に難しくなりますから避けましょう。

自分でボールを上げようとしないで、低く転がすつもりで打つことが練習の目的です。構えたときの目線が高い場所へ上がってしまうほど、ボールを高く上げないようにしましょう。

目線が高くなりすぎるようなら、すくい打ちになっている可能性が大きいです。

■手先の動きでボールに当てにいかないように注意

素振りなら腕が象の鼻のように振られる感覚でスイングできていても、実際にボールを打つ段階になると、「ボールを上げよう」とは思わなくても、「上手く当てたい」とか「真っ直ぐ飛ばしたい」という心理が働きがちです。

「きれいな球を打とう」なんて考えなくて結構ですから、素振りの練習で覚えた「胸を左右に回して、胸の回転によって腕が自然に振られる」ことを意識して、ショットの練習に取り組みましょう。

ショットの結果を気にせずに、自分のリズムとタイミングを心掛ければ、次第に当たるようになるはずです。

Lサイズのゴムティに慣れたら、M・Sと徐々にゴムティの高さを低くして、最終的には練習マットの上に直接ボールを置いて打つ練習へと移りましょう。



ポイント② 小さいスイングから打ち始めて、出力を徐々に上げていく

ボールをティアップして打つ練習であれば、フルスイングに近い振り幅でも何とか当たるかもしれません。でもマットの上に置いたボールは、なかなか上手く当たらないものです。

視覚的にボールが上がりにくいと感じるため、自分でボールを上げにいこうとするからです。

そこで、最初は振り幅の小さいスイングから打ち始めて、フェースの芯に当てる感覚を少しずつマスターしていくことを勧めます。

まず、ヒザくらいの高さでスタートして、1,2,3,4,5,6・・・という具合に段階を踏んで振り幅を少しずつ大きくし、スイングのスピードも上げていきましょう。つまり、「スイングの出力」を徐々に上げてフルスイングに近づけていくのです。

■感覚的に気持ちよく振れるスイングを見つけ出そう

個人差はありますが、この練習を続けるうちに、自分の感覚として「4が気持ちいい」とか「5が振りやすい」などとわかってきます。この気持ちよく振れるスイングが、自分のベースとなるスイングです。

さらには「3が気持ちいい」「5が気持ちいい」、そして「7も気持ちいい」となれば、フルショットの半分くらいの振り幅のハーフショット、フルショットの4分の3くらいの振り幅のスリークォーターショット、フルショットの3つをコントロールして打てるようになります。

気持ちよく振れるスイングが多くなるのは大いに結構です。気持ちよく感じられる振り幅を3つくらい見つけておきましょう。

■自分のマックス以上のスイングは絶対に避ける

重要なのは、自分の振り幅のマックス以上に振らないことです。

人によっては、6がマックスになるかもしれません。そこからさらに出力を上げようとして7とか8に向かうと、クラブを正しく戻せなくなり、ボールが左右に散らばってくることが考えられます。

自分がコースでも実践できるスイングのマックスは6だということを早いうちに認識すべきなのです。

コースで何故ミスするかというと、未知の世界でもある10にまで出力を持っていこうとするからです。自分のマックスは6なのにコースに出ると「ティショットは10で振らなくてはならない」と思い込んでいる人がとても多いのです。

周囲の人たちも「思い切りよくスイングしなさい」とか「しっかり振り切りなさい」などとアドバイスするかもしれません。でも、練習でつかんだ自分のマックス以上に振り回さないことがとても大切です。



ポイント③ 練習の合間にスプリットハンドドリルを取り入れる

スプリットハンドドリルとは、両手を10センチほど離して持ち、素振りしたり実際にボールを打ったりする練習法です。

この練習の目的はインパクトの瞬間は右ヒジが軽く曲がっていて、右手のひらがフェース面と同様、ターゲットの方向に正対し、ボールをヒットしてから右腕がスッと伸びて両腕が返ることを体感することにあります。

両腕の返しをアームローテーションといいますが、大半のゴルファーはインパクトの瞬間に両手や両腕を返さなくてはならないと思い込んでいます。

そのためにインパクトの段階で右ヒジが伸び切って、上体が起き上がってしまうのです。アドレス時のライ角を再現できず、フェースがかぶったり開いたりして、スクエアに戻らなくなります。

■右手は中指と薬指の2本で握り、残りの3本はグリップから離す

スプリットハンドドリルは右手の持ち方がポイントです。右手のひらをシャフトに近い部分に真横から添えて、中指と薬指の2本でグリップに巻きつけるように握ります。残りの3本はグリップから離しておき、右ヒジを軽く曲げます。

そうすればインパクトの際に右ヒジが曲がっていて、インパクトからフォロースルーにかけて右腕が自然に伸びる動き(ターンオーバー)が意識せずに行われます。バックスイングとフォロースルーで両腕が入れ替わるイメージです。

右手をバット握りして右ヒジが伸びた間違った体勢でクラブを振ってはいけません。

■ターンオーバーが正しくできているかをチェック

ゴルフスイングが難しいのはどうしてかというと、アドレスの前傾角度があるからです。そして、自分の体よりもずっと低い位置にあるボールを、ゴルフクラブを使って打つから間違ったイメージを植え付けてしまいやすいという難点があります。

ビギナーは、アドレスで上体を前傾させた瞬間に正しいイメージが消えてしまいやすく、ターンオーバーができていない可能性があります。

インパクトでフェースをスクエアに戻すことと、インパクト後のターンオーバーを覚えることをセットで考えて、ボールを打ってから腕を返す動きや腕の入れ替えができているかどうかをチェックしましょう。

ゴルフの上達に効果的な練習ドリルはありとあらゆるものがありますが、スプリットハンドドリルは、ビギナーにとっても伸び悩んでいるアベレージゴルファーにとっても効果絶大の万能ドリルですから、練習の合間に取り入れてみましょう。



ポイント④ アライメントの練習はスイングづくり以上に大切だ

アライメントとは「方向取り」のことで、目標に対して肩や腰、ヒザ、スタンスなど体の向きを正しくセットする作業を意味します。

ゴルフの場合、経験の長い人でさえ、スイングづくりの練習を最重視する傾向が見られます。

もちろん、スイングづくりの練習も大切ですが、それ以上にアライメントの練習、つまり自分がボールを打ちたい方向に対して正しいアドレスをつくる練習がより重要です。

体が目標に対して正しく向いていないと、スイングがよくてもボールは狙った方向に飛んでいきません。

でも、体が打ちたい方向さえ向いていれば、スイングがそれほどよくなくても狙った方向にそこそこ飛びます。

ゴルフは「ターゲットスポーツ」です。目標方向を明確に意識してアドレスをつくることが何よりも大切なのです。

■マットの線ばかり見る癖がつくとコースで戸惑ってしまう

練習場のマットでボールを打っていると、視界に入るマットの線と平行に立つことの繰り返し作業ばかりをすることになります。

目標方向を全然見ないで、マットの線とかボールばかり見てアドレスをつくる癖が身についてしまうと、コースに出たときに正しい方向に向いているかどうか、戸惑ってしまいます。

コースでは練習場のマットのような方向を示してくれるものが何もないため、「真っ直ぐの感覚」が失われます。

アドレスをどのようにつくればいいのか、自分がどこを向いて構えればいいのか、クラブをどう振ればいいのかがわからなくなり、不安な状態になるわけです。

経験だけは長いのにミスショットを繰り返している人は目の前のボールばかり見ようとして、目標方向を全然見ようとしないために、アライメントが正しくできていないところに問題点があるのです。

■目標を見ながら素振りを繰り返してボールに近づくといい

そうならないためにも、練習で打つときもアライメントを意識した練習に取り組んでください。手順としては以下の通りです。

1.ボールの後方から目標方向を眺めて、ボールを目標を結ぶターゲットラインをイメージする

2.ボールからやや離れた、飛球線と平行の場所に立ち、目標方向を見たままインパクトゾーン素振りを数回繰り返しながら、ボールに近づく

3.フェース面をターゲットラインと直角に合わせて、それから両手を握り直し、スタンスの位置を決めてアドレスが完成

目標を見ながらインパクトゾーン素振りをしてボールに近づけば、体の向きはそれほど狂わないものです。多少は体が右や左を向くことはあっても、ボールはそこそこ目標方向に飛んでくれます。

■スイングを考えるよりも目標意識をつねに持つことが重要

目標を見たままアドレスに入る習慣をつけておくと、飛球線と平行に構えたときの景色の見え方とか、視野のイメージが把握できます。また、自分が右と左のどっちを向きやすいかの癖もつかめます。

その点、マットの線ばかり見て練習してきた人は、ボールが右に飛びやすい傾向があるとか、つかまりすぎて左に飛ぶことが多いといった自分の癖はわかっていても、アドレスでどう調整していいかの判断ができません。

マットの線が視界に入っていても、それをアドレスづくりの目安としないことです。

コースデビューの際は、当たりが良くなくても前に進めていれば何の問題もありません。ところが、「頭が動いているぞ」とか「ヘッドアップしているよ」などと指摘されて、スイングのメカニズムを気にし出したら、すべてがおかしくなります。

何を言われても、スイングのことはなるべく考えないようにしましょう。

コースデビュー前の練習でも初ラウンドのときも、方向をしっかりイメージする習慣を持つようにしてください。「あそこに打とう」というショットの意図を明確にすることで、体が上手く反応してくれるものです。

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ポイント⑤ 9Iと7I、5Wの3本を交互に打つ練習をしておこう

コースデビューの際は、使用するクラブを5番ウッド、7番アイアン、9番アイアンの3本に絞りましょう。

スイングづくりを目的とした練習では9番アイアンを使いますが、ある程度打ちこなせるようになったら7番アイアンと5番ウッドの練習も積んでください。

コースデビューの日が近づいたら、この3本で1球ずつ交互に打つ練習もしましょう。ティショットで使うのは基本的には5番ウッドですから、5番ウッド、7番アイアン、9番アイアンという具合にコースで使う順番通りに打つのです。

その流れで3本のクラブにおけるアドレスの変化を感じ取ってください。ボールの位置は心臓の前と統一しておくとして、シャフトの長さによってボールと体の間隔が変わることを理解してください。

3本のクラブを1球ずつ交互に打つ練習をしておくと、コースに出たときもそれぞれのクラブでアドレスを速やかにつくれるようになります。

■距離の出る5番ウッドでもスイングの出力を無理に上げない

3本のクラブを交互に打つ練習へと進む前には、9番アイアンと同様、7番アイアンや5番ウッドで集中的にボールを打つ練習も必要です。最初はティアップして打つ練習からスタートし、慣れてきたらティアップを低くして、それからマットの上のボールを打つ練習へと移っていきましょう。

7番アイアン、5番ウッドとクラブが長くなるほど、ロフト角が小さくなるのでボールが上がりにくくなりますが、決して自分からボールを上げようとしないことです。

ロフト角が小さいクラブほどボールが上がりにくくて当然と考えて、最初から低く転がす気持ちでスイングしてください。長いクラブで上手く当たらなくなったら、もう一度9番アイアンの練習に戻り、正しいスイングの感覚をおさらいしましょう。

5番ウッドの場合、フェースの芯に当たればボールが気持ちよく飛んでいきます。そこからもっと飛ばそうとして、スイングの出力を上げ過ぎてはいけません。

1,2,3,4,5・・・と振り幅をカウントしながら出力を上げていき、7がマックスと思ったら、それ以上は振り回さないようにしましょう。10のトップオブスイングやフィニッシュまで振る必要はありません。

トップオブスイングとフィニッシュは左右対称形といいますが、トップオブスイングが6くらいであれば、フィニッシュだって6で十分です。10を目指すのは、経験を積んでからで充分です。



ポイント⑥ 9Iのアプローチもパットの感覚でスイング

次はアプローチの練習です。実際にコースに出るとわかりますが、グリーン周りからのアプローチには様々な状況があります。

ピンまでの距離は50ヤードや20ヤードとまちまちですし、ピンがグリーンのどの辺に立っているのか、グリーンの傾斜などによってもアプローチの方法が変わってきます。

ボールからグリーンエッジ(縁の部分)までの距離、グリーンエッジからピンまでの距離に応じて、ボールをどのくらい上げて、どのくらい転がすかのイメージを組み立てて打ちます。

でも、ビギナーにはアプローチのあれこれを説明しても混乱するだけですし、身につけるには時間がかかります。

■パターのように両手を縦に使ってグリップし、ヒールを浮かせて構える

そこで、コースデビューに向けて、ひとつの打ち方だけを練習することを勧めます。

名付けて「パット式アプローチ」です。使うクラブは、ショットの練習ですっかり馴染んだ9番アイアンにします。

アドレスでは9番アイアンのショット練習をしたときよりもボールの近くに立ち、クラブを上から吊るし気味に構えます。

グリップはパターを持つときと同じように両手を縦に使うように握り、ボールを心臓の前にセットします。

こうしてパターを持つときと同じように構えると、9番アイアンのクラブヘッドのヒール側が少し浮きます。ヒール側が浮き上がるということは、フェアウェイの芝の薄い場所や、ディボット跡と呼ばれるショットの際に芝が削れた跡などにボールが止まっていても、安心して打てるという利点があります。

■ヒールを軽く浮かせておけばどんな場面でもやさしく打てる

薄芝やディボット跡などはボールがある状況が良くなくて、通常のアプローチショットのようにクラブヘッドのソール全体を地面につけて構え、ボールをきれいに当てに行くとインパクトで詰まりやすく、ザックリやトップなどのミスを招きやすいのです。

ビギナーにとって、芝の状態の判断とかボールのライ(状況)の見極めはとても難しいですから、芝の状態がどうであってもミスショットになりにくい手段を選択するのが最善策です。

ヒールを軽く浮かせて構え、パットの要領でスイングするだけですから、ビギナーでも少し練習するだけで簡単にマスターできます。通常のアプローチのようにコックを使うとか、フェースターンを使うといった複雑な動きがなく、打ち損じが少ないといえます。

ボールを上げようとしなくても、パターを振るつもりでスイングすれば9番アイアンのロフトがボールを上げてくれます。

最初から低く転がすつもりで打てば、結果的にボールが上がり、グリーンに落ちてからトロトロと転がるアプローチとなります。仮にピンまで20ヤードとすれば、10ヤードくらいボールが上がり、10ヤードほど転がる感じです。

■とにかくグリーンに乗ればOKと考えればアプローチがシンプル

このパット式アプローチのもうひとつの利点はコックやフェースターンを使わない分、大きめにスイングしてもボールが飛びすぎる心配がないことです。

あとはどのくらいの振り幅で打てば大体どのくらい飛ぶかの自分なりの目安を練習で把握しておきましょう。

初ラウンドのときは、グリーン周りからのアプローチはどんな場面でもこの打ち方で対応しましょう。ピンに寄せることは考えずに、とにかくグリーンに乗せておくことに専念すれば余計なプレッシャーを感じなくてすみ、ミスを軽減できます。

9番アイアンのパット式アプローチに慣れたら、7番アイアンでも同じ要領で打つ練習をしておくとよいです。

本来ならパットよりもまずアプローチを解説すべきですが、パターのグリップの持ち方や振り方を学習しておいたほうが、パット式アプローチが早く身につくのではないかと判断した次第です。

このテクニックは経験の長い人にも勧めたいくらいです。

“ゴルフビギナーの基本”の一覧はこちらから⇒コースデビューは「失敗して当たり前」



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