用具の用意と手入れ “ゴルフマナーの基本”
- 2018/03/14
- 15:28
ゴルフは小道具のスポーツと言えます。必ず用意しなければならない必携のもの、用意しておくと好都合でトクする便利なもの、用意してあると快適で楽しいものの三種類の小道具があります。
必携品は、ボール、ボールマーク、ティペッグ、手袋のほか、ルールブック、グリーンフォーク、油性サインペン。
トクする便利な常備品は、ウェートバランス、サンドペーパーの小片、レインウェア、レインハット、ハンドタオルなど。
快適性のためのものは、応急テープ、スプレー式消炎薬、UVカットの小物、虫よけ、それにキャンディ、チョコレートの類い。
それぞれに用意の工夫のしがいがあり、日頃の手入れが必要なものになります。

シューズはかつては履き心地とデザインの好みで選べばよかったですが、昨今は周辺への配慮も考えて選ばなければならないものになりました。
革靴および合成皮革のものはどんなコースへ履いていっても問題ありませんが、最近急速に普及したスニーカータイプのものには少し用心が必要です。ムニシパルやリゾート地のリゾートコースなどを除くと、スニーカーでのクラブハウスへの入場は原則として歓迎されません。
これを服装規定の中の制限条項として掲げていて、入場を断ったり、クレームをつけたりする厳格なコースもなくはないです。そのようなコースではスニーカータイプのスパイクシューズをプレーイングシューズとして使用するのも微妙になります。
用心深くその倶楽部のしきたりに気を配り、メンバーなどに迷惑を掛けないように、よく聞いて対応したほうがよいです。
ノンメタル(樹脂製)スパイクシューズがメタルスパイク(長くとがった鋲)シューズに取って代わろうという勢いです。
従来のメタルスパイクシューズは、片方のシューズにスパイクがふつう11個ついています。グリーン上では一人の平均歩数は52歩(JGA会報より)。一人が1グリーンに11×52=572本ものスパイクピックを差すことになります。このうちの何歩かで無理のある歩行をすれば、その度に芝を蹴り上げ、スパイクマークをいくつもこしらえます。
来場者数を1日40組160人とすると、1グリーンに10万本ものスパイクピックが刺さる計算になります。しかもそのほとんどがデリケートでなければならないカップ周辺のパッティングエリアで行われます。
直接的にはこのエリアにはスパイクマークをつくらない工夫から開発されたノンメタルスパイクは、二次的には、コース全体の芝の保護とメンテナンス・クォリティの向上に役立ち、そしてクラブハウス内の絨毯や、ドアレールや階段エッジ、トイレの床材を傷めない、さらにはゴルファーへの腰などへの突き上げ感をなくしたなどの効用が認められ、いま急速に普及しています。
ゴルフコースにとってよしとすることは優先すべきですし、メタルスパイク不使用を打ち出したコースには従うのが当然です。また、いくら傷つけにくいノンメタルスパイクとはいえ、歩き方によっては傷が付くことがありますので、十分な注意が必要なのは昔のメタルスパイクシューズとなんら変わりません。
近年のゴルフ用具の素材革命は、傷つきにくく錆びず、退化しない素材を生んだため、愛用の用具を手入れするゴルファーの作法が必要なくなった、ように思えますが今日でもクラブの手入れはすべきです。
①クラブは汚れる。フェースの溝に土や草が食い込んで溜まる。
②芝草の水分の付着、乾燥でフェースが汚れている。
③グリップやシャフトには汗の油分・塩分が付着している。
④ソールには練習場マットの素材が摩擦熱で溶けて付着している。
⑤汚れを落とし、アイアンオイルで艶出しをしたクラブは、次に使うときの気持ちよさを約束する。
⑥バッグを開けて手入れの行き届いたクラブが出てくれば、キャディが持ち主に抱く第一印象が悪いはずがない。
手入れの仕方は、フェースの溝掃除には剛毛ブラシか金属ブラシ。塗料などの汚れは洗剤で落とし、ヘッドからグリップまで固く絞った濡れ雑巾で拭きましょう。金属ヘッド部分とスチールシャフトはアイアン用オイルを染ませたタオルで拭きましょう。
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必携品は、ボール、ボールマーク、ティペッグ、手袋のほか、ルールブック、グリーンフォーク、油性サインペン。
トクする便利な常備品は、ウェートバランス、サンドペーパーの小片、レインウェア、レインハット、ハンドタオルなど。
快適性のためのものは、応急テープ、スプレー式消炎薬、UVカットの小物、虫よけ、それにキャンディ、チョコレートの類い。
それぞれに用意の工夫のしがいがあり、日頃の手入れが必要なものになります。

ゴルフマナーとしてのシューズ
シューズはかつては履き心地とデザインの好みで選べばよかったですが、昨今は周辺への配慮も考えて選ばなければならないものになりました。
革靴および合成皮革のものはどんなコースへ履いていっても問題ありませんが、最近急速に普及したスニーカータイプのものには少し用心が必要です。ムニシパルやリゾート地のリゾートコースなどを除くと、スニーカーでのクラブハウスへの入場は原則として歓迎されません。
これを服装規定の中の制限条項として掲げていて、入場を断ったり、クレームをつけたりする厳格なコースもなくはないです。そのようなコースではスニーカータイプのスパイクシューズをプレーイングシューズとして使用するのも微妙になります。
用心深くその倶楽部のしきたりに気を配り、メンバーなどに迷惑を掛けないように、よく聞いて対応したほうがよいです。
世界の潮流はノンメタルスパイク
ノンメタル(樹脂製)スパイクシューズがメタルスパイク(長くとがった鋲)シューズに取って代わろうという勢いです。
従来のメタルスパイクシューズは、片方のシューズにスパイクがふつう11個ついています。グリーン上では一人の平均歩数は52歩(JGA会報より)。一人が1グリーンに11×52=572本ものスパイクピックを差すことになります。このうちの何歩かで無理のある歩行をすれば、その度に芝を蹴り上げ、スパイクマークをいくつもこしらえます。
来場者数を1日40組160人とすると、1グリーンに10万本ものスパイクピックが刺さる計算になります。しかもそのほとんどがデリケートでなければならないカップ周辺のパッティングエリアで行われます。
直接的にはこのエリアにはスパイクマークをつくらない工夫から開発されたノンメタルスパイクは、二次的には、コース全体の芝の保護とメンテナンス・クォリティの向上に役立ち、そしてクラブハウス内の絨毯や、ドアレールや階段エッジ、トイレの床材を傷めない、さらにはゴルファーへの腰などへの突き上げ感をなくしたなどの効用が認められ、いま急速に普及しています。
ゴルフコースにとってよしとすることは優先すべきですし、メタルスパイク不使用を打ち出したコースには従うのが当然です。また、いくら傷つけにくいノンメタルスパイクとはいえ、歩き方によっては傷が付くことがありますので、十分な注意が必要なのは昔のメタルスパイクシューズとなんら変わりません。
クラブの手入れのトク
近年のゴルフ用具の素材革命は、傷つきにくく錆びず、退化しない素材を生んだため、愛用の用具を手入れするゴルファーの作法が必要なくなった、ように思えますが今日でもクラブの手入れはすべきです。
①クラブは汚れる。フェースの溝に土や草が食い込んで溜まる。
②芝草の水分の付着、乾燥でフェースが汚れている。
③グリップやシャフトには汗の油分・塩分が付着している。
④ソールには練習場マットの素材が摩擦熱で溶けて付着している。
⑤汚れを落とし、アイアンオイルで艶出しをしたクラブは、次に使うときの気持ちよさを約束する。
⑥バッグを開けて手入れの行き届いたクラブが出てくれば、キャディが持ち主に抱く第一印象が悪いはずがない。
手入れの仕方は、フェースの溝掃除には剛毛ブラシか金属ブラシ。塗料などの汚れは洗剤で落とし、ヘッドからグリップまで固く絞った濡れ雑巾で拭きましょう。金属ヘッド部分とスチールシャフトはアイアン用オイルを染ませたタオルで拭きましょう。
ゴルフマナー詳細一覧全集はこちらの記事から:ゴルフマナーの基本の「キ」 “ゴルフマナーの基本”
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