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幹事の仕事 “ゴルフマナーの基本”

組数の比較的多いコンペの幹事の要領を整理してみましょう。

第1信は全会員への通知状

■日時関係の情報。月日、曜日、集合時間、スタート時間と、出欠の返事については期限のほかに「なるべく早く」のひと言が大事です。「先着優先」のひと言も有効です。

■コース関係の情報。コース名と、アウト・イン、東・西などスタートするコースの呼称も必要事項です。ゴルフ場ガイドのコピーを添えるとよいです。アドレス、電話、ファックスの他、参加の可否を決めるための、交通利便、料金などがよくわかります。

■競技関係の情報。組数、競技方法。幹事の名前と電話、ファックス

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第2信は参加者への案内状

出欠の確認が取れたら、参加者へ対しより詳細な第2信の案内状を送ります。

■日時関係の情報。集合時間はスタート1時間前にしておく。フロントで記帳する際のコース紹介者の姓名、またはコンペ名。

■ゴルフ場ガイドのコピー。再度添える。宅配便利用者のためにはアドレスはありがたい情報。古いコースの中にはクレジットカードが未加盟で使用できないこともあることもわかる。

■道路の交通事情。コースガイドまかせにしないで、コースに電話して、新しい道や空いているおすすめルートの地図を送ってもらい、コピーして添えると親切です。

■幹事やコースからのメッセージ。「ジャケット着用で入退場のこと」のひと言など。コースのマナーチラシを同封するとよい。これもコースに電話すれば送ってくれます。

■組み合わせ。各組のスタート時間も。各組のいちばんハンディキャップの低い人を、組リーダー、エチケットリーダー、スコアカード提出者とします。



組み合わせの要領

普通はハンディキャップの低い順に表のように1組目から最終組、最終組から1組目と蛇行しながら配していきます。同ハンディキャップの場合は年齢の高い順に。
こうすると公平になり、各組のハンディキャップの合計が平均化します。この後、幹事の配慮で一部入れ替えて調整をします。コンペの性格によって、初参加の人が各組に散るように配したり、特定の誰かと誰かを意図的(もちろん好意的)に組み合わせるなど、幹事の腕の見せ所です。

1組41617幹事
2組7161830
3組9132026
4組10122024
5組111122幹事


フロントとマスター室への挨拶

参加者の到着が確認できた組み合わせ表を、マスター室に安心してもらうために遅くとも30分前には提出しましょう。「お世話になります」の挨拶。エチケットリーダーのこと、スコア集計のことなど、コンペとしてしなければならないコースの決まりごとや注意事項を確認しておきましょう。




第3信、当日朝のメモ・チラシ

組数が多いコンペでは当日の朝に第3信としてのメモ・チラシを用意して配るとよいでしょう。直前のキャンセルなどで参加者名や組み合わせが変更になることもあります。組数が少なければ口頭でも通じますが、組数が多い場合はメモを配ったほうが間違いがなく、省力的です。

これでニヤピン、ドラコンのホールを知らせます。そして、もっとも有意義な理由は、このチラシをもってスタート前のミーティングをやめることができます。ミーティングで伝える内容はチラシに記せばよいのです。

組数の多いミーティングはやるべきではない

コンペ以外の人にとって邪魔になり、目障りであり、挨拶や拍手などが耳障りになります。会長の挨拶などはまったく無くてもよい儀式です。幹事の挨拶や初参加者の紹介などは、紳士淑女同士なら本来それまでに済んでいるはずのものです。その他の細かな事柄は案内状や当日のメモ・チラシに記せば伝えられます。

ミーティングの集合の場内アナウンスはコンペの恥です。しかるべき時刻に集まることができないゴルファーのコンペであることを、アナウンスしているのに他ならないからです。

どうしてもミーティングが必要な場合には、その場所と時間を案内状やメモ・チラシに併記しておきましょう。「集合のアナウンスはしません。集合時刻には各自責任をもって集まってください」とも書き添えておきましょう。時刻になったら全員が集合していなくても幹事はミーティングをはじめましょう。時間にルーズな会員にそのことを気づかせ、反省させるよい機会です。大事なことを聞きもらしたとしても遅刻による当然のペナルティなだけです。

ミーティングは他のゴルファーたちや立ち働くキャディたちに迷惑をかけない外れた場所で行いましょう。そして全員をなるべく固まらせ、小さな輪にし、できるかぎり小さな声で話すようにしましょう。




ゴルフマナーの強調テーマを決めよう

コンペはビギナーや勉強の足りない人が、ゴルフのマナーや段取りを身につける良いチャンスの場でもあります。「今日のコンペは強調運動として、みんなで実践しよう」と呼び掛け、励行すれば実が上がるはずです。紙片にメモ書きして渡してもよいですし、幹事から呼び掛けてもよいです。また、コースのメンバーから呼び掛けるのもよいです。

たとえば「ティインググラウンド前面の通り抜けは厳禁」「飛び散ったターフはディボットマークに戻そう」「バンカーレーキをよい場所によい向きで置こう」「グリーンフォーク必携、1グリーンひとり2個以上ボールマークを修復しよう」「静かな話し声の励行。コースでも食堂でも」など、どれもマナーのよい方からすれば普段から当たり前に行っていることですが、コンペではあえてひとつ、みんなで励行してみましょう。

始球式は迷惑な儀式

始球式の儀式はやるべきではありません。コースを貸し切りにしたコンペならともかく、異常な現象の打球と拍手は、あたりの迷惑になります。1番や10番のティインググラウンドはそれぞれに9番、18番のグリーンと隣り合わせになっている場合が多いことを忘れてはいけません。

最近は流行らなくなってきましたが、スモークボールなどもってのほか。使用禁止にしているゴルフ場もあります。当然です。あのように人騒がせで目障りで、はた迷惑なものはありません。しかもほとんどの場合、第1組目のパーティの誰かが回収すべきスモークボールの燃え殻を、きちんと拾って始末しない場合が多いのです。




賞品の品揃えにはセンスと節度を

表彰の企画と賞品の用意には幹事のセンスと知性と想像力が表れます。だいじなことは表彰パーティがいかにおだやかに盛り上がるかということ。

プライベートコンペでは、上位者だけでなく中位・下位でも頑張った人を表彰し、友好的な雰囲気が出る企画が大事になります。

本来は名誉と拍手で十分です。その美しさを尊しとすべきです。品物が望まれるのなら、金額の高さではなくアイデアの良さです。できるかぎり低額、質素で良い物。それを用意するのが幹事の仕事でもあります。

賞品はもらった誰もが喜ぶ品物を選択しましょう。ゴルフボールなどは、使用ボールを決めている人が多く、案外喜ばれないこともありますが、ビギナーなどには喜ばれることでしょう。また、優勝賞品といえども金額的に節度ある物にすべきです。賞品の金額は小売価格で7万5000円を超える賞品や記念品、いずれかを受けることはアマチュア規定に違反となり、アマチュア資格を失う原因となります。

□ゴルフ規則/アマチュア資格規則

ゴルフマナー詳細一覧全集はこちらの記事から:ゴルフマナーの基本の「キ」 “ゴルフマナーの基本”




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