ベット(賭け・握り)の程度 “ゴルフマナーの基本”
- 2018/02/14
- 14:26
親しい仲間内のほどよいベット(賭け・握り)はゴルフの楽しみのひとつでもあります。ほどよいとは、平均的庶民の良識ある金銭感覚を意味します。
今でも「チョコレート」という言い方が残っています。昔は売店のチョコレートが家庭への土産として喜ばれたので、チョコレートを賭けていました。今で言えば、19番ホールでのコーヒーかビール一杯程度のものとなります。

金銭を賭けるのなら低めがよいです。低めといっても曖昧なので、あえて目安としての金額を例示しましょう。1ホールないし1ストローク当たりの単価100円が限度、ナッソーでハーフ300円前後というところなら問題にはならないと思われます。
※ ナッソーとは:やり方は極めて簡単。フロント9、バック9、18ホールトータルの3つでそれぞれ優劣を競う。ただそれだけ。
対戦方式はもちろん自由で、1対1のストロークプレーが一般的ですが、マッチプレーでも構わないし、2対2のチーム戦で、しかもベストボール方式であってもそれぞれの自由です。
日本では賭博行為は法律で禁じられています。賭けゴルフも原則的には同じことです。少額のベットからだんだんエスカレートし、インフレになっていくのが賭けの怖いところです。プレー代やコンペの会費など一日に費やす金額は、ほかのレジャースポーツのそれと比べるとかなりの高額になります。そのためついついベットの額も大きくなりがちです。普通の社会生活者としての節度ある金銭感覚を失うことのないように気を付け、高額化していく末を怖れなければいけません。
プレー代やコンペの会費の額からすると、例示した100円とか300円といったベットの単価は安すぎて釣り合いが取れないように思えるかも知れませんが、むしろプレー代やコンペ会費のほうが高すぎておかしいのです。自分たちが決める金額は極力安いところで止めておきましょう。
勝負のスリルは1ショット、1パットの成否にあるのであって、ベットの金額にあるのではありません。ベットの金額がスリルとなるようなら、それはもうゴルフではありません。サイコロ代わりにゴルフボールを転がすギャンブルでしかありません。
ゴルフ規則のアマチュア資格規則にはギャンブルについての警告があり、「アマチュアのゴルフは営利を目的とするものではなく、自分自身のためにプレーするものでなければならない」と告げています。
ベットは控えめに楽しみましょう。いくらまでは高額ではなく、いくらまでが営利ではないと、明快に説明できない領域には踏み込まないことです。また、ゴルフゲームの本来の目的に反する弊害が助長させると疑われる行為は慎むべきです。
■ゴルフ規則/アマチュア資格規則■
硬貨をダイスのチップのように重ねて、指の下にしてやりとりをする。秘めやかにやりとりするのが遊びの妙というものです。
もし硬貨が足りず千円札で釣銭になる場合、あるいは勝ち負けが極端に片寄って千円札の登場となった場合は、札を四つ折りか八つ折りにし、指に隠してやりとりします。
仲間以外の人の目に触れないように配慮しましょう。厳格なゴルフ倶楽部の場合はテーブルの上に紙幣を並べるような無作法にはクレームがつき、叱責されます。紹介者たるメンバーの人にも責任が及びます。
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今でも「チョコレート」という言い方が残っています。昔は売店のチョコレートが家庭への土産として喜ばれたので、チョコレートを賭けていました。今で言えば、19番ホールでのコーヒーかビール一杯程度のものとなります。

1打100円、ハーフ300円程度
金銭を賭けるのなら低めがよいです。低めといっても曖昧なので、あえて目安としての金額を例示しましょう。1ホールないし1ストローク当たりの単価100円が限度、ナッソーでハーフ300円前後というところなら問題にはならないと思われます。
※ ナッソーとは:やり方は極めて簡単。フロント9、バック9、18ホールトータルの3つでそれぞれ優劣を競う。ただそれだけ。
対戦方式はもちろん自由で、1対1のストロークプレーが一般的ですが、マッチプレーでも構わないし、2対2のチーム戦で、しかもベストボール方式であってもそれぞれの自由です。
日本では賭博行為は法律で禁じられています。賭けゴルフも原則的には同じことです。少額のベットからだんだんエスカレートし、インフレになっていくのが賭けの怖いところです。プレー代やコンペの会費など一日に費やす金額は、ほかのレジャースポーツのそれと比べるとかなりの高額になります。そのためついついベットの額も大きくなりがちです。普通の社会生活者としての節度ある金銭感覚を失うことのないように気を付け、高額化していく末を怖れなければいけません。
プレー代やコンペの会費の額からすると、例示した100円とか300円といったベットの単価は安すぎて釣り合いが取れないように思えるかも知れませんが、むしろプレー代やコンペ会費のほうが高すぎておかしいのです。自分たちが決める金額は極力安いところで止めておきましょう。
ギャンブルを目的としてはならない
勝負のスリルは1ショット、1パットの成否にあるのであって、ベットの金額にあるのではありません。ベットの金額がスリルとなるようなら、それはもうゴルフではありません。サイコロ代わりにゴルフボールを転がすギャンブルでしかありません。
ゴルフ規則のアマチュア資格規則にはギャンブルについての警告があり、「アマチュアのゴルフは営利を目的とするものではなく、自分自身のためにプレーするものでなければならない」と告げています。
ベットは控えめに楽しみましょう。いくらまでは高額ではなく、いくらまでが営利ではないと、明快に説明できない領域には踏み込まないことです。また、ゴルフゲームの本来の目的に反する弊害が助長させると疑われる行為は慎むべきです。
■ゴルフ規則/アマチュア資格規則■
精算のやりとりに注意
硬貨をダイスのチップのように重ねて、指の下にしてやりとりをする。秘めやかにやりとりするのが遊びの妙というものです。
もし硬貨が足りず千円札で釣銭になる場合、あるいは勝ち負けが極端に片寄って千円札の登場となった場合は、札を四つ折りか八つ折りにし、指に隠してやりとりします。
仲間以外の人の目に触れないように配慮しましょう。厳格なゴルフ倶楽部の場合はテーブルの上に紙幣を並べるような無作法にはクレームがつき、叱責されます。紹介者たるメンバーの人にも責任が及びます。
ゴルフマナー詳細一覧全集はこちらの記事から:ゴルフマナーの基本の「キ」 “ゴルフマナーの基本”
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