ドライバーショットとアイアンショットの違い
- 2017/05/08
- 15:16

ドライバーがいいのにアイアンが悪い、あるいはアイアンがいいのにドライバーが曲がる。
そういう事ってよくあると思いますが、なぜそうなってしまうのでしょうか?
そもそもドライバーとアイアンって打ち方は違うの?同じなの?と疑問に思っている方が多いと思います。
はっきりさせておきましょう。
ドライバーとアイアン、スイングは一緒です。
違うのはボールの位置だけ。ドライバーとアイアン、打ち方は一緒です。
ドライバーとアイアン 違うのはボールの位置
ゴルフスイングではクラブヘッドが円運動するわけですが、簡単に言ってしまえば、その最下点でとらえるのがアイアンで、最下点を過ぎたところでとらえるのがドライバーです。
だからアイアンはボールをスタンスの真ん中付近に置くし、ドライバーは左足の方に寄せるんです。
ドライバーの場合、ボールの位置は「左足かかとの延長線上」とかよく言われますが、必ずしもそうではありません。
スタンスが広かったり、体を右に傾けている場合、左足かかとの延長線上ではスイングの最下点から離れすぎてしまいます。
自分のスイングの最下点がどこかを見極めて、その左にボールを置いてください。
アイアンはダウンブローに打つから、クラブヘッドが下降しているときにボールをとらえると思われがちですが、ちょっと違います。
理想的なインパクトポイントは最下点です。
最下点でとらえるんだけれども、トゥダウンといって、重力と慣性モーメントでヘッドが垂れる動きが発生するから、アイアンの刃が芝を削ってボールの先にターフが取れるのです。
ちなみに直ドラを打つ場合でもトゥダウンは起こりますが、ドライバーにはソールがあるため芝は削り取られません。

プロのアイアンショットでターフが取れるからといって、芝を削り取ろうと上から打ち込むのはやめた方がいいです。
アイアンは打てたとしてもドライバーがおかしなことになります。
ティアップしているボールを打ち込むとフェースが右を向いてしまいますし、クラブヘッドがボールの下に潜ってテンプラになりやすいです。
またロフトを立ててスクエアに当てると強烈なチーピンになります。
アイアンはフェースをかぶせて打ち込めば打てますが、ドライバーではそうはいかなのです。
そのため「アイアンが良くてもドライバーが悪い」ということになるのです。
ボールが地面の上にはない、それがドライバーショット
ちょっとややこしい話になりますが、ティアップされているボールというのは、最下点を過ぎてからとらえるか、完璧なレベルブローでないと上手く打てません。
上から打ち込むんだったら、そのぶんフェースを開かないとまっすぐ飛ばないです。
フェースを開きながらロフトを立てて当てればまっすぐ飛びますが、こんなこと出来るのはプロでも難しいです。
なのでドライバーをダウンブローに打つのはやめたほうが無難です。
上手く打てたとしてもバックスピンが入り過ぎて飛びません。
ティアップしたボールを打つドライバーは特殊なショットだということを忘れないでください。
その割には求めるものが多くて、一番飛ばさなきゃいけないとか、一番武器になるクラブだと考えかれがちです。
でもドライバーなんてソコソコでいいんです。
ルーク・ドナルドをご存知ですが?
ドライバーの飛距離はソコソコでそれほど得意ではありませんが、アイアンの上手さで世界ナンバーワンになりました。
ドライバーはそこそこにファウルグランドにさえ打たなければいいんです。
なぜファウルグランドに打ってしまうかというと、ドライバーを打ち込むからなんです。
考えてみてください。パターを除く13本のクラブの中で一番ロフトの少ないクラブなのに、なぜわざわざロフトを殺して打ち込むんでしょうか?
おかしいですよね。そのおかしさに気が付くことがドライバーが上手くなる第一歩です。
ドライバーからサンドウェッジまでスイングはみな同じ。
ボールの位置のみを変えてください。
それだけであなたのゴルフは変わります。
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