食堂、浴室、トイレの利用マナー “ゴルフマナーの基本”
- 2018/01/05
- 15:36
メンバーが奥の椅子、ゲストは手前
ゲストを招いたとき食堂での着席の仕方は、ふつうとは逆の位置にした方がよいです。メンバーが上座(奥の方)の椅子に腰掛け、ゲストを下座(手前側)の椅子に腰掛けさせる。なぜなら、ゲストにいい景色をサービスするためです。ゴルフ場の食堂は、たいてい片側がガラス窓に、その反対側が調理場との仕切りの壁になっています。だから手前側の席の方が窓越しの、ゴルフ場自慢のビューを眺められる席になります。
そういう位置のほうが、メンバーがゲストを案内しやすいです。勝手のわかっているメンバーが先に食堂に行って席についている場合が多いです。そんな時、入口に向って腰掛けていたほうが、あとから来るゲストにわかりやすいし、メンバーが食堂の従業員に合図を送るにも、この方が自然でラクです。

テーブルから声を漏らさない
食堂での話し声の大きさはテーブル内のもの、だから小声であるべきです。隣のテーブルにまで聞こえる声は迷惑でしかありません。コンペの時などは特に要注意です。ついついテーブルを越えて、他の組と大声を掛け合いたくなりますが、やってはいけません。
他のテーブルと会話したいときは席を立っていって小声で話すべきです。コンペ以外の大勢の人への気配りを忘れてはいけません。
ウインドブレーカーやレインウェアは外に
ハーフラウンド後、ウインドブレーカーやレインウェアはクラブハウス内に持ち込まずに、キャディカートや乾燥室に置いておきましょう。
クラブハウス内にはウインドブレーカーやレインウェアを掛ける場所はありません。食堂入口にあるのは帽子掛けです。もしやむを得ずかける場合は下のほうへ掛けましょう。食堂に持ち込んで、椅子の背に掛けるのは著しく美観を損ないます。
浴室の使い方
ゴルフ場の浴室はコース上と同様、数々のマナーに留意しなければならないところです。
①洗髪のときはシャワーの使い方もそのひとつ。本人はうつむき、目をつぶっている。シャワーの湯水の行方に注意が必要です。隣の人、後ろの人、場合によっては浴槽につかっている人にまで届きます。
②同じことが整髪のときにもいえます。トニックやリキッドをたっぷりかけてマッサージしたり、ドライヤーをかけながらクシやブラシを使うとき、飛沫が周囲の人にかかりやすいので要注意です。
③体を洗い終わったら、洗い桶と腰掛け台もきれいにして立ち去りましょう。いうまでもなく洗い桶の残り湯は捨てて、ゆすぎ、水が切れるように桶を伏せ、腰掛け台に乗せるか傾けて置くのが、共同浴場のエチケットです。
桶を仰向けのまま、石鹸水を残したままにすることは、ピンフラッグを立てずに次のホールに進み、バンカーを慣らさずに出ていってしまうようなこと。そのような人には、ゴルフをやる資格はありません。
④洗面台に落とした髪の毛はティッシュで拭きとりましょう。濡らした洗面台はその周りも使い終わったタオルで拭いておきましょう。
⑤使い終わったタオルは、自分で使用済みタオル入れに片付けるものです。脱衣カゴに置きっぱなしてはいけません。使用済み用の箱の縁にぶら下がったままのような、だらしのない投げ入れ方は、後始末したことにはなりません。
ゴルフ場の風呂場では、その人が普段どういう暮らしをしている人なのか、それが怖いほどあからさまになります。
トイレ、洗面台はきれいに後始末を
こんな項目はあってはならないものだと思いますが、書き添えておかざるを得ないほど近ごろはトイレ内の使用後が汚いです。大小の便器だけではありません。
洗面台を水浸しのままの人、髪の毛を落したままの人・・・。ちゃんと後始末ができない人は、コースには来てほしくないものです。
ゴルフマナー詳細一覧全集はこちらの記事から:ゴルフマナーの基本の「キ」 “ゴルフマナーの基本”
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