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乗用カートの使い方 “ゴルフマナーの基本”

ゴルフのラウンド中に使用するゴルフカートは遊園地のゴーカートなどと同じようなものだと思ってはいけません。ゴルフカートといえども自動車となんら変わりません。

乗員にとっても周辺にとっても、遊園地のゴーカートのように安全ではありません。

無謀運転をすれば重傷を負うし、もっと不幸な事故に繋がることもあります。備え付けの「カート運転上の注意」は必ず目を通し、ゴルフ場スタッフからの注意事項などには耳を傾け、順守すべきであります。

次打地点までに余裕のある人が運転役になるとスムーズにです。また、飛距離が出た人、グリーンに乗った人など臨機応変に運転役を交代していきましょう。もちろん自動車を運転できる人に限ります。

ゴルフカート

決められた箇所のみを走行しましょう

ゴルフ場では、電磁誘導の乗用カートはもちろん、自走式(自分で運転する乗用カート)の場合も、たいていはカート道路のみの走行と制限されています。ちょっとだからといってカート道路を外れて走ったり、フェアウェイの中へ走っていってはいけません。

平常時はコース内を走行するコースでも、雨の日や地面から雨が引けていない日には、カート道路のみに制限されたり、線や看板などで規制されることがあります。制限がある場合は厳守しなければいけません。

ぬかるんだコースを走ることによる、芝生保護のためだけではありません。スリップ事故や横転防止のためでもあります。

カート道路は走行のために傾斜を少なくし、できるだけフラットにしてありますが、カート道路の外は走行運転には適さない危険な傾斜地のままになっているため、とても危険です。



カーブは必ず徐行しましょう

カーブを前にしたら足をアクセルペダルからブレーキペダルのほうへ移す用心が大事です。カートのシートバックには、自動車のシートバックのように体をホールディングする設計は施されていません。

ドアもありません。運転手はハンドルを握っていますが、助手席の人はどこにもつかまっていないことが多く、急カーブで放り出されることがあります。

カートの種類によっては助手席や後部座席の人用に天井付近や前方につかまる取っ手が付いているので、必ずつかんでおきましょう。

カート道路は低速専用の道路であるため、カーブの内側を低く、外側を高くするバンクを施していない場合がほとんどです。ですので、スピードによる遠心力が勝って、カートが外側に持っていかれることがあります。

外側に車輪を外すと、カート道路の外側は土がえぐれて低くなっているため、車体の重みが一層外側にもっていかれ、横転事故につながりやすいです。

また、カート道路は急カーブだらけです。同乗者は足を組んだり、手放しでいたりしてはいけません。走行中にスコアカードをつけるのは手も離れるし、目線も前方ではなく手もとに移るので、大変危険です。

走行中は両足で床を踏みしめ、屋根下の取っ手や座席脇のパイプなどにしっかりつかまり、急カーブ、急ブレーキでも姿勢が保てるように備えていることが必要です。



ゆるやかに停止しましょう

ゴルフカートはそれ自体でもかなりの重量があり、その上キャディバックと乗員の重みで総重量は相当なものになります。この重みがブレーキを踏んだときに怖いです。

スピードに対応できるだけのブレーキの効きがなかったり、弱まっているとスリップすることもあります。

また、パーキングブレーキが自動にかかるタイプのカートもありますが、ブレーキを強く踏み込んだり、パーキング用のブレーキが別になっているタイプのカートもあります。停車する際には必ずパーキングブレーキを掛けましょう。傾斜などで停車した場合、重みで自然に動いてしまう事故を防げます。

カート道路走行のカートを運転する人は、歩行ラウンドのときに比べて、せわしげになりがちです。直接次打地点へ向かえずに、いったん停車位置を経由してから向かわなければならないからです。

なるべく効率的に進行しようとするあまり、ぎりぎりの地点まで走らせて停まろうとするから、つい急停車になりがちです。エンジンブレーキを十分に利かせて、余裕のある停止を習慣づけましょう。

また、次のティインググラウンド脇まで進める場合は、前の組のカートに追突しないよう十分注意しなければいけません。混み合うリゾートコースなどでは、追突しカートとカートの間に挟まれてしまう人身事故がよく起きます。

前の組の人がクラブを抜こうとしているようなときには接近するのを止め、人がいなくなってから距離を縮めましょう。

特に混み合っている場合は、次のティインググラウンドへ移動する際は、前の組の様子をきちんと把握しておきましょう。ティーショット最中はもちろんですが、まだ前の組が待っている状態のときは、前の組には近づかずに少し離れた場所で停車し静かに待ちましょう。



運転役は臨機応変にお互い配慮をしましょう

カート道路内走行に限定されているコースでは、カートはボールのある地点の真横のカート道路へ停車させ、プレーヤーはカート進行と直角の横歩きがもっとも効率的な動きになります。

しかし横歩きは面倒で、意外に手間と時間がかかります。飛距離の出ない人や長いホールの途中でチョロなどした人は、カートを人にまかせて歩いて前進したほうが楽です。

また、セルフカート運転のときは、他の人のボールの行方を見定める目配りがいっそう大事になります。キャディというプロの目がないのでラフへいったボールを見失い、ボール探しの時間が長くなるからです。

運転役だった人がミスショットした場合など、カートから離れ、運転役は代わらなければならなくなります。

運転しない人は運転する人への思いやりを忘れてはいけません。たとえば、運転役の人はグリーン奥のカートストップまでカートを回し、グリーンへ戻ってくることになりますが、このときたいていは運転役の人がみんなのパターを持ってくることになります。

このためパターを待っている仲間のために運転役の人は急ごうとします。

そうではなく運転役以外の人でグリーンに乗った人や、グリーンに最寄りのアプローチをする人が、みんなのパターを持っていくとよいです。

お互いを配慮できる組なら、一番カップに近い(パットの順番が一番遅い)人が運転役に自然となります。


グリーン周りのクラブの置き場所

セルフカートのラウンドではクラブの忘れ物が多くなります。忘れ物をしないために、使わないクラブをカートストップや次のティへ向かう方向のカラーに置きましょう。グリーンを下りるとき誰かしらの目に入ります。

グリーンから下りてカートに乗るとき、ティショットに取りかかるときなど、つまりはクラブを抜くときか戻すとき、自分のクラブ本数を確認しましょう。ホールごとにやれば不足がわかった場合、すぐに対応しやすいです。

しかし、毎回クラブを確認していればスロープレーになるだけです。キャディバックのクラブは決まった場所にいれていますか?決まった場所を入れていれば、パッと見ただけですぐにわかりますよね。


ゴルフマナー詳細一覧全集はこちらの記事から:ゴルフマナーの基本の「キ」 “ゴルフマナーの基本”


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