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落雷・濃霧・体調変化・負傷などコースでのトラブル対処 “ゴルフマナーの基本”

雷が近づいたら即プレー中断、退避する

ゴルフ場で雷雨が近づいてきたら問答無用で、プレーを中断、すみやかにしかるべく対処をしなければいけません。

ゴルフ場の全国的な組織や各県の連絡会などでは、各コースに落雷事故防止マニュアルの作成を指導して未然の落雷事故防止に努めています。落雷の多い地方のキャディや従業員は、避難・誘導の判断や方法の訓練を受けています。キャディや巡回車の指示には素直に従いましょう。

雷雨の中をホールアウトした武勇伝などは、なんの自慢話にもなりません。常識を疑われて、人格の評価を下げるだけです。

雷雲が近づいてきて避難指示が出された場合は

 ①クラブハウスか、最寄のコース売店や避雷小屋に逃げ込むのがベスト

 ②乗用車、マイクロバスなどでもいいですが、ゴルフクラブを積んでいるカートは危険です。

雷雲が急接近してきた場合は、

 ③傘やゴルフクラブをその場に放って、避難先へ走る。

避雷小屋が遠い場合は、雨を避けることを考えずにとにかく雷から身を避ける。

 ④バンカーのような低いところで伏せるなど、できるだけ低い姿勢をとる。

 ⑤木からは離れる。とくに高い木の場合は、梢から45度以内地点は危険なので外へ離れ、できるだけ低い姿勢をとる。

④⑤の対処でも危険は危険です。なるべく早く①②の避難先へ逃げ込みましょう。そのタイミングは

 ⑥付近に落雷があった直後に走り出すこと、雷雲は一度落雷すると充電のためにおよそ1分間を必要とすると言われています。その間を避難のための移動時間にしましょう。

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濃霧の中でのプレーは打ち込みに注意

視界不良の中では、前方への打ち込みにも、後方からのボールの打ち込みにも十分に気をつけなければいけません。濃霧時のプレーは異常事態となります。安全確認のためには、普段は慎むべき大声もやむを得ません。

濃霧時の前方、後方への安全確認方法

①キャディ帯同の場合は、無線機等で連絡しあうキャディの指示に従いましょう。

②セルフカートの場合は、大声で「〇番グリーン、あきましたか!」「〇番ティショット、打っていいですか!」などと言って、確認の上ショットしましょう。

③返事のない場合は、十分に時間をあけましょう。パー5ホールのセカンドショットなどは短めのクラブで刻んで進みましょう。

④こちらのプレーが済んだら、大声で「〇番グリーン、あきました!」「〇番ティショット、どうぞ!」と後続の組に知らせてから次に移りましょう。

⑤セカンドショット地点などホールの途中では、雨が降っていなくても雨傘を後方に広げ、万一打ち込まれた時のために頭部と背中を守りながら進みましょう。

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コースでの体調変化、負傷

運動の激しいスポーツ種目には危険が見えますが、ゴルフにはそれがなかなか見えにくいです。危険はゴルファー自身の心の中にあるといってもいいくらいです。ゴルフを散歩のような運動だと思う人が多いからです。

ゴルフコースでの運動を甘く見て、自分の体力、体調を過信する人が多くいます。悪いことにラウンドの途中でアルコールをとる人も少なくありません。

医学の専門家は、ゴルフプレーが原因の死亡者数は、ほかのスポーツの死亡者数に比べてケタ違いに多い、と警告しています。

「運動不足解消には手軽で最適」とゴルフをはじめた人も少なくないだろうと思います。

しかし、ゴルフ中の突然死に関する数多のデータを突き合わせると、①起床後2~3時間後に、②75%がパット時に、③午前も午後もスタートホールで、④ティーショットやセカンドショットの直後に…。とこうした発生傾向が如実に表れます。

言い換えれば、①や③にはゴルフ特有の時間の流れがあり、②や④には勝ち負けへのこだわりや緊張感、移動時の心拍数による体力負担などが大きく作用しています。



コースには、体力をつけ、体調を整えてから出かけましょう。疲労の度合いや病気の具合によって心配な場合は、直前にでも礼をつくしてキャンセルしたほうがよいです。

当日朝になって気になる場合は、できればコースまで出向いて詫び、スタートを思いとどめるべきです。

ラウンド中に体調の異常を覚えた場合も同じです。病や不調をおしてラウンドを敢行しても、それはチャレンジ精神などとは言いません。無茶、無思慮と言います。自分を思いとどまらせる勇気のほうにこそ人間性が出ます。

無理は、ラウンド中仲間に心配を掛けます。無茶をする人に限って、それを言い訳にしたり、誇らしげに言ったりします。ただの恥でしかないことを知りません。

ラウンド途中でトラブルになれば、仲間に迷惑を掛けます。仲間だけならまだしも、迷惑は後ろの組にも、コースの人たちにも及びます。

そして万一救急車に担ぎ込まれるような事態になった場合は、あなた自身の不幸となります。

とりわけ心臓発作などは、初期の素早い手当が大事だと言われています。街から遠く離れているゴルフ場、しかも救急態勢の不備な立地のコースの中は、それだけ怖いところなのです。

ビギナーが増え、ゴルフ場が混んでくるほどに、打球やクラブ、カートによる重傷事故・死亡事故のかのうせいが年々高くなっています。

万一の場合に大事はことは急報です。キャディが無線機を携帯していればよいですが、ない場合は携帯で連絡するか、クラブハウスや至近の茶店に急行し、ゴルフ場のクルマか救急車を求めましょう。

幸いにして軽い捻挫や打撲でも、油断・軽視は禁物です。


ゴルフマナー詳細一覧全集はこちらの記事から:ゴルフマナーの基本の「キ」 “ゴルフマナーの基本”




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