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ゴルフにボールを上げる意識は必要ない “ゴルフビギナーの基本”

ゴルフの未経験者がスタートラインから間違った方向に進んでしまう要因のひとつに「ボールを上げよう」とする点があげられます。

まず最初に知って頂きたいのは、ゴルフクラブはボールが上がるようにつくられているということです。

正しくスイングし、ボールを打ちさえすればボールは自然に上がります。ですから、自分で上げようなんて絶対に考えてはいけません。上げる動作をした瞬間、あなたのスイングは正しい方向とは真逆に向かってしまうことになります。

練習場に出かけると、みんなボールが高く上がっていますよね。でも、これを最初から真似ないことです。

あれはきちんと打てるようになった結果、高く上がっているだけです。クラブの性能を正しく活用できる人たちが上がる球を打てるようになっただけで、自分で意識的に上げているわけではないのです。

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クラブのロフト角がボールを上げてくれる

もう少し詳しくボールが高く上がる理由を説明しましょう。クラブには「ロフト角」と呼ばれるフェース面の傾斜角があって、この角度はクラブごとに異なります。ロフト角が最も小さいのがパターで3度前後しかありません。なぜなら最初からボールを転がすためのクラブだからです。

次にロフト角が小さいのがドライバーで大体9~13度くらいです。ボールを遠くに飛ばすためにシャフトがもっとも長く、速く振れるようにクラブの重量が軽くなっています。

そして、3番ウッド、5番ウッド、5番アイアンから9番アイアン、ピッチングウェッジ、サンドウェッジと短いクラブになるにしたがってロフト角が大きくなります。

ドライバーのようにロフト角の小さいクラブほどボールの打ち出し角が低く、サンドウェッジのように56~58度とロフト角の大きいクラブほどボールが高く上がりやすいのです。

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そのクラブの目的に応じたロフト角があるわけで、スイング自体はとくに変えなくてもドライバーで打てば低く遠くに飛んでいく球になるし、サンドウェッジで打ったら高く上がって距離があまり出ない球となります。

こうしたロフト角の性質を無視して、自分でボールを上げにいこうとすると、ダウンスイングで右肩が下がり、上体が右に傾いてしまします。結果的にクラブフェースが正しく戻らず、ボールの手前の地面を叩いてダフリやチョロになったり、フェースの刃がボールに直接当たってトップが生じたりします。

クラブヘッドをボールに向かって上から当てることでロフト角どおりにボールが上がり、目標に向かって飛んでいくのです。



前に転がす気持ちで打てば、ボールは逆に上がりやすくなる

ともかく「ボールを上げよう」とか「上げたい」といった意識を完全に捨て去ることで今後の上達の度合いが大きく変わります。

練習場のインストラクターがレッスンするスクールなどでは、ドライバーは難しいから、ドライバーとサンドウェッジのちょうど中間の7番アイアンでスイングの基本から教えるというスタイルが主流です。

それを否定するつもりはありませんが、現在の7番アイアンはロフト角が昔よりも少なめでボールがやや上がりにくくなっています。まったくの初心者にはちょっとハードルが高いので、9番アイアンがベストです。9番アイアンは正しいスイングをすれば、ボールがある程度上がってくれて、しかもボールがつかまえやすいクラブといえます。

「前に転がればいい」と割り切って低く転がす感覚で練習すると、ロフト角の役割が早く理解できます。




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