パターの性能を決めるのはヘッドそして“グリップ”
- 2017/07/27
- 14:28
パター選びでヘッドの形状やデザインは気にしてグリップにこだわる人は意外と少ないです。しかし繊細なタッチが求められているパッティングにおいてパターグリップはヘッドと同じくらい重要な役割を持っています。
パターグリップの様々なバリエーションの特徴とその効果についてご紹介させて頂きます。

スーパーストロークの登場で、パターの太グリップが流行してからしばらく経ちますが、今でもさまざまな太グリップが発売されていて、その勢いは衰える気配がありません。
また、以前は少なかった軽量タイプの太グリップも増えていて、重さのバリエーションも広がっています。
そして、ここ最近増えているのが形状のバリエーション。これまでは、正面が平らな五角形がベースのものが多かったのですが、最近は四角形や三角形、丸型のグリップまで見かけるようになりました。
五角形で正面の平らな部分が広いグリップや、全体が四角形のグリップはスクエア感を出しやすく、ストレートな軌道をイメージできるのが特徴です。フィーリングを出すよりも、直線的なストロークをする人向きです。
全体的に平らな部分が少ない丸型のグリップは、アプローチ感覚で打ちたい人向きです。ハンドファーストに構えてフィーリングを出しながら打つことができます。
変わったところでは、正面が平らではなく山型になった三角形のグリップもあります。ヘンリック・ステンソンがメジャーで優勝した時に使っていたグリップで、握る時にグリップのバックライン側はラウンド(丸い)形状なので指先に引っかけるというよりもオシボリを握るような感覚。そして、径が太いので親指同士が重ならない握り方になります。この握り方のメリットは、右手が上にかぶさっていないので右腕・右肩がターゲットラインに対して平行に構えられる、かぶらない。つまり引っかけるミスが出にくいということなんです。
また、最近増えているのが、ピストル型の太グリップです。ピストル型の特長は手とグリップの一体感が出しやすいことです。パターはアイアンやウェッジに比べてライ角が大きく、通常のグリップだと握ったときに左手の小指部分にスキマができますが、ピストル型はグリップエンドに向かって反りが入っているので手にピッタリとフィットするのです。それがさらに太くなっているわけですから、手とグリップの一体感を重視する人には最適ですね。
このように、同じヘッドでもグリップの形や太さが変わるだけで、フィーリングやストロークのイメージが変わります。よってパターの性能を決めるその重要性はヘッド50%、グリップ50%といっても過言ではありません。
グリップとヘッドの関係で「大型のヘッドには太いグリップが合う」と思っている方も多いと思います。確かに、機械的な大型ヘッドと鈍感な太グリップは相性がよさそうに見えますが、感覚がなくなりすぎるという問題も出てきます。
完全に機械的なパッティングを目指す人にはいいのですが、少しでもフィーリングを出したいという人にはおススメできません。
逆に、L字型やピン型などの操作性が高いヘッドと繊細な細グリップを組み合わせると、フィーリングは出ますが、敏感になりすぎて手がスムーズに動かなくなる場合があります。
そこで注目なのが、ジョーダン・スピースやフィル・ミケルソンのように、ピン型やL字型のヘッドに太グリップを入れるケースです。ヘッドでフィーリングを出しつつ、グリップを太くすることで敏感になりすぎるのを防ぐのが狙いです。
また、大型ヘッドに細いグリップを入れれば、機械的な動きの中で自分の感性を生かすこともできます。
パターは距離感とラインの両方が合っていないとカップには入らないので、ヘッドのスピードや軌道を自分のイメージどおりにコントロールしなければなりません。
そのためにもヘッドを選ぶのと同じくらいパターグリップ選びにもこだわって、自分のパッティングスタイルにベストなグリップを探してください。
【関連コンテンツ】
パターグリップの様々なバリエーションの特徴とその効果についてご紹介させて頂きます。

太さや重さだけでなく形状のバリエーションが増加
スーパーストロークの登場で、パターの太グリップが流行してからしばらく経ちますが、今でもさまざまな太グリップが発売されていて、その勢いは衰える気配がありません。
また、以前は少なかった軽量タイプの太グリップも増えていて、重さのバリエーションも広がっています。
そして、ここ最近増えているのが形状のバリエーション。これまでは、正面が平らな五角形がベースのものが多かったのですが、最近は四角形や三角形、丸型のグリップまで見かけるようになりました。
五角形で正面の平らな部分が広いグリップや、全体が四角形のグリップはスクエア感を出しやすく、ストレートな軌道をイメージできるのが特徴です。フィーリングを出すよりも、直線的なストロークをする人向きです。
全体的に平らな部分が少ない丸型のグリップは、アプローチ感覚で打ちたい人向きです。ハンドファーストに構えてフィーリングを出しながら打つことができます。
変わったところでは、正面が平らではなく山型になった三角形のグリップもあります。ヘンリック・ステンソンがメジャーで優勝した時に使っていたグリップで、握る時にグリップのバックライン側はラウンド(丸い)形状なので指先に引っかけるというよりもオシボリを握るような感覚。そして、径が太いので親指同士が重ならない握り方になります。この握り方のメリットは、右手が上にかぶさっていないので右腕・右肩がターゲットラインに対して平行に構えられる、かぶらない。つまり引っかけるミスが出にくいということなんです。
また、最近増えているのが、ピストル型の太グリップです。ピストル型の特長は手とグリップの一体感が出しやすいことです。パターはアイアンやウェッジに比べてライ角が大きく、通常のグリップだと握ったときに左手の小指部分にスキマができますが、ピストル型はグリップエンドに向かって反りが入っているので手にピッタリとフィットするのです。それがさらに太くなっているわけですから、手とグリップの一体感を重視する人には最適ですね。
このように、同じヘッドでもグリップの形や太さが変わるだけで、フィーリングやストロークのイメージが変わります。よってパターの性能を決めるその重要性はヘッド50%、グリップ50%といっても過言ではありません。
太グリップと大型ヘッドが必ずしも合うわけではない
グリップとヘッドの関係で「大型のヘッドには太いグリップが合う」と思っている方も多いと思います。確かに、機械的な大型ヘッドと鈍感な太グリップは相性がよさそうに見えますが、感覚がなくなりすぎるという問題も出てきます。
完全に機械的なパッティングを目指す人にはいいのですが、少しでもフィーリングを出したいという人にはおススメできません。
逆に、L字型やピン型などの操作性が高いヘッドと繊細な細グリップを組み合わせると、フィーリングは出ますが、敏感になりすぎて手がスムーズに動かなくなる場合があります。
そこで注目なのが、ジョーダン・スピースやフィル・ミケルソンのように、ピン型やL字型のヘッドに太グリップを入れるケースです。ヘッドでフィーリングを出しつつ、グリップを太くすることで敏感になりすぎるのを防ぐのが狙いです。
また、大型ヘッドに細いグリップを入れれば、機械的な動きの中で自分の感性を生かすこともできます。
パターは距離感とラインの両方が合っていないとカップには入らないので、ヘッドのスピードや軌道を自分のイメージどおりにコントロールしなければなりません。
そのためにもヘッドを選ぶのと同じくらいパターグリップ選びにもこだわって、自分のパッティングスタイルにベストなグリップを探してください。
【関連コンテンツ】