ティインググランドの使い方 “ゴルフマナーの基本”
- 2017/07/12
- 14:45
前の組がティオフしていったら、次の組のオナーはすみやかにティアップしましょう。オナーのティアップはその組が「プレーをする意志あり、用意あり」を表すとても大事な行為となります。
ティインググランドとは、ゴルフ規則の用語の定義では、左右のティマークの間で、ティマークを結んだ線から後方2クラブレングスの奥行きのスペース(ゴルフ規則第2章)のことを指しますが、ルール以外では通常、そのティイング地域を設けている台地上の区域全体のことをいいます。

■ティインググランド上は次のプレーヤーだけ
ティインググランドには、次の打順のプレーヤー(状況によってはキャディも)以外の人は上がるべきではありません。その理由は、ゴルフ規則第1章にも記載されていますが、
①次のプレーヤーの邪魔をしないため。
②後方線上に立つなど、次のプレーヤーのエリアの一時的優先使用権を侵害しないため。
③芝の保護のため。みだりにティインググランドに乗ると、無意味な踏圧による土壌硬化で芝の生長を妨げ、素振りのために芝を傷める。
④危険防止のため。次のプレーヤーはアドレスに入る前に、不意に軽い素振りをすることがある。
■ティインググランドでは素振り厳禁
ティインググランド上では、アドレスに入る前にスイング運動を確認するための軽い素振りは構いませんが、力いっぱいの素振りはすべきではありません。ティインググランドは練習の場ではありません。コースの中でも特に大事にしなければならない舞台です。そこを傷める危険のあることは慎まなければいけません。
そして、ティインググランドは人が近づきやすい危険なところです。素振りを慎む習慣を身につけておきましょう。
どうしても力いっぱいの素振りをしたかったら、ティインググランド周辺に設けられた素振り用の特設スペースか、ほかの人から離れたところまでいってやりましょう。また、ティショット直前にフルスイングの素振りをしたくなったら、ティインググランドの端へ行って、ヘッドが台地の外へ出るようにしてすると傷める危険がないのでいいです。
■ティインググランドの手入れ
ティショットまでの待ち時間には、前の人たちが置き忘れたティペッグや折れたティペッグを拾って灰皿などに始末しましょう。ティインググランド前方のラフなどにはたくさん落ちていることがあります。自分自身もショット後に我を忘れ、ティペッグを拾い忘れていくかもしれません。そのときの償いを予めしておきましょう。まだ新しくて使える物も中にはありますよ。
また、ダフったままの跡が残っていたら、備えつけの砂で目土しましょう。より良いコースで楽しむために、目に入ったゴミは拾い、傷は直して、きれいにするのがゴルファーとして当たり前の行いであります。こうした行いの必要性に気付かないゴルファーは、スタートしてからが心配な人です。
ゴルフ規則第1章の『ほかのプレーヤーに対する配慮』には「プレーヤーが球にアドレスしたりストロークを行っている間、ほかの者は動いたり話をしたり、球やホールの近くや真後ろに立ってはならない」とあります。ここで戒められている行為は、プレーヤーのエリアの一時的優先使用権というプレー上の権利を侵すものです。
ゴルフのラウンドとは、プレーヤー間でエリアの一時的優先使用権のやりとりを繰り返すことだともいえます。
■一時的優先使用権は及ぶエリアとは
①ティインググランド(台地上の区域)と、アドレスするプレーヤーの後方線上。
②ホールの途中でのすべてのショットの周辺と前方、後方。
③グリーン上でのパッティングラインの前方、後方延長線上。
これらのエリアでは、姿そのものだけでなく、影も話し声も物音もおかしてはいけません。
■ほかの組と一時的優先使用権がかかわるケース
①前の組、隣のホールへの打ち込みは一時的優先使用権の侵害になります。
以下のような場合は、ホール全体が該当エリアとなります。
②パー3ホールで前の組が一時中断して、後ろの組に先に打たせる場合。
③クロスする二つのホールでのプレー。
④2球でプレー(2サム)組の先行。
⑤OBやロストボールで元の場所に戻って打ち直す場合。
⑥時間のかかるトラブルや遅延プレーの場合のパス。
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ティインググランドとは、ゴルフ規則の用語の定義では、左右のティマークの間で、ティマークを結んだ線から後方2クラブレングスの奥行きのスペース(ゴルフ規則第2章)のことを指しますが、ルール以外では通常、そのティイング地域を設けている台地上の区域全体のことをいいます。

ティインググランドの使い方
■ティインググランド上は次のプレーヤーだけ
ティインググランドには、次の打順のプレーヤー(状況によってはキャディも)以外の人は上がるべきではありません。その理由は、ゴルフ規則第1章にも記載されていますが、
①次のプレーヤーの邪魔をしないため。
②後方線上に立つなど、次のプレーヤーのエリアの一時的優先使用権を侵害しないため。
③芝の保護のため。みだりにティインググランドに乗ると、無意味な踏圧による土壌硬化で芝の生長を妨げ、素振りのために芝を傷める。
④危険防止のため。次のプレーヤーはアドレスに入る前に、不意に軽い素振りをすることがある。
■ティインググランドでは素振り厳禁
ティインググランド上では、アドレスに入る前にスイング運動を確認するための軽い素振りは構いませんが、力いっぱいの素振りはすべきではありません。ティインググランドは練習の場ではありません。コースの中でも特に大事にしなければならない舞台です。そこを傷める危険のあることは慎まなければいけません。
そして、ティインググランドは人が近づきやすい危険なところです。素振りを慎む習慣を身につけておきましょう。
どうしても力いっぱいの素振りをしたかったら、ティインググランド周辺に設けられた素振り用の特設スペースか、ほかの人から離れたところまでいってやりましょう。また、ティショット直前にフルスイングの素振りをしたくなったら、ティインググランドの端へ行って、ヘッドが台地の外へ出るようにしてすると傷める危険がないのでいいです。
■ティインググランドの手入れ
ティショットまでの待ち時間には、前の人たちが置き忘れたティペッグや折れたティペッグを拾って灰皿などに始末しましょう。ティインググランド前方のラフなどにはたくさん落ちていることがあります。自分自身もショット後に我を忘れ、ティペッグを拾い忘れていくかもしれません。そのときの償いを予めしておきましょう。まだ新しくて使える物も中にはありますよ。
また、ダフったままの跡が残っていたら、備えつけの砂で目土しましょう。より良いコースで楽しむために、目に入ったゴミは拾い、傷は直して、きれいにするのがゴルファーとして当たり前の行いであります。こうした行いの必要性に気付かないゴルファーは、スタートしてからが心配な人です。
エリアの一時的優先使用権
ゴルフ規則第1章の『ほかのプレーヤーに対する配慮』には「プレーヤーが球にアドレスしたりストロークを行っている間、ほかの者は動いたり話をしたり、球やホールの近くや真後ろに立ってはならない」とあります。ここで戒められている行為は、プレーヤーのエリアの一時的優先使用権というプレー上の権利を侵すものです。
ゴルフのラウンドとは、プレーヤー間でエリアの一時的優先使用権のやりとりを繰り返すことだともいえます。
■一時的優先使用権は及ぶエリアとは
①ティインググランド(台地上の区域)と、アドレスするプレーヤーの後方線上。
②ホールの途中でのすべてのショットの周辺と前方、後方。
③グリーン上でのパッティングラインの前方、後方延長線上。
これらのエリアでは、姿そのものだけでなく、影も話し声も物音もおかしてはいけません。
■ほかの組と一時的優先使用権がかかわるケース
①前の組、隣のホールへの打ち込みは一時的優先使用権の侵害になります。
以下のような場合は、ホール全体が該当エリアとなります。
②パー3ホールで前の組が一時中断して、後ろの組に先に打たせる場合。
③クロスする二つのホールでのプレー。
④2球でプレー(2サム)組の先行。
⑤OBやロストボールで元の場所に戻って打ち直す場合。
⑥時間のかかるトラブルや遅延プレーの場合のパス。
ゴルフマナー詳細一覧全集はこちらの記事から:ゴルフマナーの基本の「キ」 “ゴルフマナーの基本”
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