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ローカルルールの在り方 “ゴルフマナーの基本”

ほとんどのコースがその特殊事情によって、オフィシャルルールとは別に、ローカルルールを設定しています。たとえば、境界線を示す杭に独自の色のものがあったり、ふつうのウォーターハザード(池やクリーク)をラテラルウォーターハザード扱いにすることがあります。

ローカルルールを確認する方法は三つあります。

①通常はスコアカードの裏面に記載してあります。

②コースの改造・補修工事などの臨時のものは、ハウス内の提示板や各ホールのティ近くの立て札に記したり、その場に標識・表示を設けてあります。

③それらについてはすべてキャディが知っています。

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ローカルルールの遵守

ローカルルールは、原則として遵守しなければいけません。

ゴルフコースは地形上いささか無理な設計をするところが少なくないです。そのために一般的なローカルルールには、ラウンドの進行を滞らせないため、設計上隣りのホールへ打ち込みやすいボールを救済するためや、危険を防止するためなどの便宜上のものが多くあります。

こうした便宜上のローカルルールには公式競技には適用しない項目と適用する項目とがあり、スコアカードなどにはその旨が付記されています。

ちなみにプライベートコンペはいうまでもなく公式競技ではありません。



ローカルルールとプレーヤーの判断

ローカルルールには日本のコース独自の、ゴルフルールの根本とあまりにもかけ離れたものがあります。たとえば、ティショットがOBの場合、前方特設ティからの前進4打の処理をする(前進3打の処理もある)などは、本来あってはならない論外ともいえるルールです。

前方特設ティ制度は、初級者がなんどもOBを繰り返す場合を想定した遅延防止と、初級者救済のための例外的な手立てです。ボールをショットせずに、手に持って前進するプレーは、ゴルフゲームの原則ではどう考えても説明のつけようがありません。しいて言えば、ゲームに参加しない初級者の練習ラウンドの処理方法だと考えるしかありません。

前方特設ティはそれがたとえどこにあっても、プレーヤーの誰かに不公平になるものです。

このようなものについては、進行上遅延のおそれがある場合の特例処理として、プレーヤーが自由裁量できるように、コース側としても考慮すべきです。



「6インチプレース」権を放棄・拒否しよう

前方特設ティと共に、ゴルフルールの根本とかけ離れたローカルルールの最たるものがウインタールールと称する「コース保護のための6インチプレース」です。

ゴルフルールには、「・・・しなければならない」強制規定、「・・・してはならない」禁止規定、「・・・すべきである」勧告規定と、「・・・することができる」任意規定・権限規定がありますが、6インチプレースはその内の任意規定・権限規定であり、欧米での「プリファードライ」に相当します。したがってプリファード(選択)しないでプレーをしてもなんら問題ありません。

あるがままのライでボールを打つのがゴルフルールの基本です。いったんインプレーになったボールはカップにおさめる、またはカップの近くでほかのプレーヤーからOKの許しが出るまで、手で、あるいはショット以外の目的で、クラブで触れてはならないものであります。

また、コース側が言う理由「芝生保護のため」はまったく説得力がありません。冬や春先、はげいる芝地、発芽前や発芽中の芝地を養生するためというなら、ボールのライを変えても同じことで、打ってもよいライはないとなります。それならば部分的に修理地に指定すべきなのです。ゴルフコースでの芝生保護、芝生への愛情とは、もっと別なところにあります。



ライは選ばない、変えてはいけない

コース側の「フェアウェイの管理状態が悪いために6インチ動かして結構」という言い訳ならなおのこと、プレーヤーは6インチ移動を拒否すべきです。グラウンドの悪コンディションが理由でライを変えることができるルールなら、バンカーの足跡の中のボールも動かすのか、ということになります。

コース側の言い訳とプレーヤーの甘えという二重悪から、とくにライが悪くなくてももっと良いところへ、フェアウェイでなく、ラフも林の中もスルー・ザ・グリーン「オール6インチ」という馬鹿げた悪法が、日本のゴルフに一般化してしまってます。これは改めるべき問題ですね。



初級者も悪法に甘えてはいけない

ゴルフにおける困難を嫌ってはいけません。あなたが初級者だとしても、深いディボットマークの中のボールや、あるいは芝生の生えていないベアグラウンドのボールを打てないはずはありません。ナイスショットは困難だとしても、とりあえず脱出することはできるはずです。脱出はゴルフで重要な意味をもつプレーのひとつであって、冷静で分別のある脱出ショットは、讃えられるナイスショットのひとつなのです。

脱出すらも困難で、プレー続行が不可能な状況では、『アンプレヤブルの宣言』という救済処理がゴルフルールにはちゃんと用意されています。
(ゴルフ規則28)

ゴルフマナー詳細一覧全集はこちらの記事から:ゴルフマナーの基本の「キ」 “ゴルフマナーの基本”




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