バンカーショットの基本は「フェースを開いてオープンスタンス」ではない

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バンカーから脱出できず、砂地獄にハマってしまうゴルファーは少なくありません。こうした苦い経験が「バンカー恐怖症」という負の心理を植え付けることになり、バンカーを見ただけで足がすくんでしまうのです。

「何とかバンカーショットが上手くなりたい!」、そう決意しても、「バンカーショットは難しくて、なかなかマスターできない」と悩んでませんか?

ゴルフのレッスン書を見ると、ほとんどがバンカーショットの打ち方としては、「サンドウェッジのフェースを開き、オープンスタンスに構えて、アウトサイドインの軌道でカットに打つ」と解説されています。

あるいは、「ボールの手前2~3センチの砂にクラブヘッドを入れて、ダフらせて打つ」とも書かれています。

これがバンカーショットの絶対的な基本であり、「こう打たないとバンカーから出ませんよ」とでも宣告しているかのような印象を受けませんか?

そのような解説を聞いたところで、正しく理解できるゴルファーが果たしてどのくらいいるのでしょうか。説明が不十分で、よくわからないのではないでしょうか。



バンカーショットは“やさしい打ち方”から覚える

「フェースを開いて、オープンスタンスに構える」のは、間違いではありません。しかしそれは、バンカーショットの基本ではないのです。

「バンカーのアゴが高くて、ボールを高く上げなければいけない」、あるいは、「ピンが近いから、しっかり振っても距離が出ないようにしたい」、そのようなときに用いるテクニックであり、あくまでもバンカーショットの応用なのです。

「バンカーのアゴが自分の背丈以上ある」「ピンまでわずか10ヤードしかない」というような、高度な技術を要求される状況はほとんどありません。

難しい状況で求められる打ち方をいつもしようとするから、脱出の成功率が低下してしまうのです。親切さを欠いたレッスンのあり方にも責任があると思います。

通常のバンカーショットは、前方に見えるバンカーのアゴの高さはせいぜい自分の胸くらいまでです。ピンまでの距離も20~30ヤードは十分にあるケースが大半です。つまり、ボールを無理に高く上げる必要もなければ、距離をセーブする必要もないわけです。



結論を言えば、「フェースをスクエアにセットし、スタンスの向きもボールとピンを結ぶ飛球線と平行でいい」のです。スクエアフェースとスクエアスタンスこそ、バンカーショットの基本であるべきです。

サンドウェッジはロフト角が56~58度もあるのですから、普通にスイングするだけでボールが勝手に上がってくれます。

フェースを開くとボールがどこに飛んでいくかわかりません。オープンスタンスに構えるといっても、ピンと違う方向に振るなんて違和感があります。その点、スクエアフェースとスクエアスタンスなら、通常のショットと同じ感覚でスイングでき、やさしく感じられるはずです。

バンカー恐怖症の人は、最初はシンプルな方法で、1回で出すコツを覚えましょう。

足場が不安定ですから、スタンスの幅は自分の肩幅くらいまで広げ、ボールをスタンスの中央よりもやや左側に置きます。スイングの大きさは、フェウェイからサンドウェッジで60から70ヤードくらいの距離を打つショットと同じくらいを目安にするといいでしょう。



バンカーショットは“アバウトな感覚”でいい

「ボールの手前2~3センチの地点を狙ってクラブヘッドを入れよう」なんて考えないことです。そんな精密機械のような動きなんてプロでも無理です。「ボールの周りの砂をサッと払い打つ」くらいのアバウトな感覚でスイングしてください。

結果的に、自然にダフることになりますので、インパクト時の砂の抵抗によって、キャリーが3分の1から2分の1に低下し、20~30ヤードくらいしか飛びません。

大きめにスイングしても飛びすぎることは絶対にありません。安心感を持って、思い切り良くスイングすることが、バンカーショットの上達の決め手といえます。

フェースを開き、オープンスタンスに構えて打つのは、あくまでもバンカーショットの応用テクニックで、アゴが高いときや距離を抑えたいときに用います。アゴがそれほど高くなければ、フェースをスクエアにセットし、スクエアスタンスに構えましょう。バンカーショットに強くなるには、まずはシンプルな打ち方で自信をつけましょう。

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