アプローチが断然やさしくなるウェッジ4本セッティングがおすすめ
- 2017/06/05
- 14:35
女子プロのクラブセッティングを覗くと、ウェッジの本数を増やすのが主流になっていますが、われわれアマチュアこそもっと本数を増やすべきです。
そこで、ウェッジ4本セッティングのメリットと入れ方の注意点を紹介していきましょう。

プロのウェッジセッティングを見ると、男子プロはPWにAWとSWの2本を加えた3本セットが圧倒的に多く、女子プロはこの他に単品のPWや60度のロブウェッジ(LW)を入れて4本セットにしている人が多いですね。
これにはいくつかの理由がありますが、ひとつは女子プロたちが使っているアイアンのロフトが立っているからで、PWで44度や45度というモデルが多く、AWとの間のロフトピッチが空いてしまうので、48~50度のPWを入れる必要があります。
また、男子プロはコースの距離が長いので、どうしてもユーティリティやロングアイアンなど、長い距離を打つクラブを充実させる傾向があり、ウェッジの本数を増やすのが難しいという事情があります。
逆にヘッドスピードが遅い女子プロは、フェアウェイウッドやユーティリティなどの長い番手の飛距離差が出にくいため、ショートゲーム重視のセッティングになります。
その結果男子プロは1つのクラブでスピンや球の高さを打ち分けているのに対し、女子プロは打ち方を変えずに、クラブで距離と球質を打ち分けています。
実際に試合を見ていても、1本のクラブで球の高さを打ち分けたり、止める、転がすを実践している女子プロはあまりいません。
これは技術レベルの差というよりも考え方の違いです。自分が置かれた状況で、いかにミスを減らすかを合理的に考えた結果、女子プロはクラブで距離と球質を打ち分けているのです。そう考えると、ヘッドスピードが女子プロに近くて、練習量が少ないアマチュアゴルファーがどちらを真似ればいいかは明白です。
また、最近男子プロの間でもこのウェッジ4本の波は広がってきています。
松山英樹、ジョーダンスピース、ローリーマキロイ、彼らもみなウェッジ4本派です。
参考記事:松山英樹 日米ツアー連勝のクラブセッティングは ゴルフダイジェスト
ジョーダンスピース クラブセッティング:Jordan Spieth’s Winning WITB http://www.golfwrx.com/
ローリー・マキロイ クラブセッティング:Rory McIlroy WITB 2017 http://www.golfwrx.com/

14本の構成は男子プロの場合主に1W・3W・5W(UT)・4~9I・PW・AW・SW・LW・PT
女子プロの場合4Iの代わりにUTやハイブリットアイアンをいれています。
では、ウェッジを4本にする場合、ロフトは何度を入れればいいのかというと、これは目的によって異なります。
例えば、同じ打ち方で距離と球質を打ち分けたい人は、PWの下に50度、54度、58度というふうにロフトを等間隔に3本入れるのが王道となります。
アイアンのロフトが立っている場合は48度、53度、58度でもOKです。
この場合、基準になるのはPWのロフトで、そこからロフトを選んで行きます。
しかし、基準はPWのロフトだけではありません。私がオススメするのは、自分が得意な距離や、普段から打つ機会が多い距離を基準にする方法です。
アプローチの場合、誰でも気持ち良く打てる振り幅があります。その振り幅で打った時に、何ヤード打てるかを確かめるのです。
例えば、普段よく打つ距離が30ヤードの場合、自分が好きな振り幅でリズムよく打ったときに30ヤードを打てるロフトが52度なら、それをベースにセットを組み立てればOKです。
また、自分が苦手なものをカバーしてくれるクラブを優先する方法もあります。例えば、バンカーが苦手な人はバンカー専用のウェッジを入れたり、球を上げるのが苦手な人は60度を入れてもいいでしょう。
ロフトだけではありません。ウェッジの打った感触などはバンスの角度でも違ってきます。
同じロフトでもバンス違いで打ち分けることもありです。
これから北風が吹いて地面が硬くなると、グリーンに乗る確率はグッとさがります。そんなときこそ、セッティングを工夫して、もっとウェッジに頼るゴルフをすると楽になりますよ。
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そこで、ウェッジ4本セッティングのメリットと入れ方の注意点を紹介していきましょう。

ウェッジ4本で楽に距離を打ち分けよう
プロのウェッジセッティングを見ると、男子プロはPWにAWとSWの2本を加えた3本セットが圧倒的に多く、女子プロはこの他に単品のPWや60度のロブウェッジ(LW)を入れて4本セットにしている人が多いですね。
これにはいくつかの理由がありますが、ひとつは女子プロたちが使っているアイアンのロフトが立っているからで、PWで44度や45度というモデルが多く、AWとの間のロフトピッチが空いてしまうので、48~50度のPWを入れる必要があります。
また、男子プロはコースの距離が長いので、どうしてもユーティリティやロングアイアンなど、長い距離を打つクラブを充実させる傾向があり、ウェッジの本数を増やすのが難しいという事情があります。
逆にヘッドスピードが遅い女子プロは、フェアウェイウッドやユーティリティなどの長い番手の飛距離差が出にくいため、ショートゲーム重視のセッティングになります。
その結果男子プロは1つのクラブでスピンや球の高さを打ち分けているのに対し、女子プロは打ち方を変えずに、クラブで距離と球質を打ち分けています。
実際に試合を見ていても、1本のクラブで球の高さを打ち分けたり、止める、転がすを実践している女子プロはあまりいません。
これは技術レベルの差というよりも考え方の違いです。自分が置かれた状況で、いかにミスを減らすかを合理的に考えた結果、女子プロはクラブで距離と球質を打ち分けているのです。そう考えると、ヘッドスピードが女子プロに近くて、練習量が少ないアマチュアゴルファーがどちらを真似ればいいかは明白です。
また、最近男子プロの間でもこのウェッジ4本の波は広がってきています。
松山英樹、ジョーダンスピース、ローリーマキロイ、彼らもみなウェッジ4本派です。
参考記事:松山英樹 日米ツアー連勝のクラブセッティングは ゴルフダイジェスト
ジョーダンスピース クラブセッティング:Jordan Spieth’s Winning WITB http://www.golfwrx.com/
ローリー・マキロイ クラブセッティング:Rory McIlroy WITB 2017 http://www.golfwrx.com/

14本の構成は男子プロの場合主に1W・3W・5W(UT)・4~9I・PW・AW・SW・LW・PT
女子プロの場合4Iの代わりにUTやハイブリットアイアンをいれています。
得意な距離が打てるロフトを基準にセットを組む
では、ウェッジを4本にする場合、ロフトは何度を入れればいいのかというと、これは目的によって異なります。
例えば、同じ打ち方で距離と球質を打ち分けたい人は、PWの下に50度、54度、58度というふうにロフトを等間隔に3本入れるのが王道となります。
アイアンのロフトが立っている場合は48度、53度、58度でもOKです。
この場合、基準になるのはPWのロフトで、そこからロフトを選んで行きます。
しかし、基準はPWのロフトだけではありません。私がオススメするのは、自分が得意な距離や、普段から打つ機会が多い距離を基準にする方法です。
アプローチの場合、誰でも気持ち良く打てる振り幅があります。その振り幅で打った時に、何ヤード打てるかを確かめるのです。
例えば、普段よく打つ距離が30ヤードの場合、自分が好きな振り幅でリズムよく打ったときに30ヤードを打てるロフトが52度なら、それをベースにセットを組み立てればOKです。
また、自分が苦手なものをカバーしてくれるクラブを優先する方法もあります。例えば、バンカーが苦手な人はバンカー専用のウェッジを入れたり、球を上げるのが苦手な人は60度を入れてもいいでしょう。
ロフトだけではありません。ウェッジの打った感触などはバンスの角度でも違ってきます。
同じロフトでもバンス違いで打ち分けることもありです。
これから北風が吹いて地面が硬くなると、グリーンに乗る確率はグッとさがります。そんなときこそ、セッティングを工夫して、もっとウェッジに頼るゴルフをすると楽になりますよ。
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