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ピッチエンドランも最初から転がすイメージで打つ

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「ピッチエンドラン」とは、日本のレッスンで言えば、ボールを上げて転がすアプローチテクニックです。その他にも転がす距離を長くしてピンに寄せる「ランニングアプローチ」や、ボールを高く上げて止める「ピッチショット」または「ロブショット」があります。

しかし、アメリカにはピッチエンドランという言葉はありません。そもそも、上げて転がすという概念が存在しません。日本で言うランニングアプローチを「チップショット」と言い、「転がして寄せる」というイメージが強いのです。

アプローチウェッジでチップショットを実践しているのを同伴者が見ると「上げましたね」と真っ先に言ってきます。「いえ、転がしたんです」と私が言葉を返すと、「でも、今のはボールが上がってますよね」と不思議がられます。

要は、アプローチショットのイメージが真逆なのです。ゴルフの原点は「転がし」であることは前にも述べましたが、上げて転がすピッチエンドランにしても、ボールを上げようという発想が私にはないわけです。

ゴルフの原点「転がし」の参考記事:スイング作りは「7番アイアン」ではなく「パター」から


アプローチウェッジを持って、低く転がすチップショットの感覚でスイングするだけで、ロフト角によってボールの打ち出し角が高くなって、結果的に空中を飛んでいくキャリーの距離が多少長くなるだけのことです。

8~9番アイアンなど少しロフトの立ったクラブを持てば、打ちだし角が自動的に低くなるので、キャリーが短めになり、ボールの転がるランの距離が長くなります。



距離感は“1ヤード”から作る

アプローチの正確性を向上させるなら、意図的にボールを上げようとしないことが重要です。使うクラブが何であれ、最初から転がす気持ちでスイングしましょう。結果、ロフトどおりに正確にヒットできるようになり、グリーン周りの状況に適応したクラブ選択や判断力、ショットのイメージの組み立てなどに磨きがかかります。

また、アプローチの距離感は「1ヤード」から作ることをおススメします。

アプローチウェッジのフルショットの距離が90ヤードとして、約半分くらいの振り幅で45~50ヤード、フルスイングの4分の1くらいで25~30ヤードなどと、スイングの大きさを調整して距離感をコントロールする人もいますが、振り幅を変えようとすると、インパクトが緩みやすいのが難点です。

バックスイングがつい大きくなりすぎて、ダウンスイングのスピードを減速したり、グリッププレッシャーを弱めたりすると、ザックリやトップのミスを招きます。

30ヤードなら、30ヤードなりの振り幅で、フルスイングすることが重要です。その感覚を身に付けるために、「最小のスイングで1ヤードのキャリーを打つ」練習から始めてみましょう。



小さな振り幅でフェースの芯にきちんと当てるのは、とても難しいことを実感できるはずです。ちゃんと当たらないのは「手先だけで当てにいこうとする」からで、どんなに小さいスイングでも「体の捻りを使って打つ」ことが大切なのです。

こうしてキャリーを少しずつ伸ばし、30ヤード、50ヤードと、自分の距離感の基準を作っていってください。

どんなアプローチでも低く転がすイメージが最優先です。アプローチウェッジなどロフトが多いクラブで打てば、自然にキャリーが生まれます。上がって転がるアプローチといえども、ボールを上げる意識は持たないことが大切です。



“逆転発想”のゴルフ記事一覧はこちら⇒飛距離・正確性・スコアアップを手に入れる “「逆転発想」のゴルフ”



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