記事一覧

ピッチエンドランも最初から転がすイメージで打つ

Rickie-Fowler-instruction-basic-chip-shot.jpg

「ピッチエンドラン」とは、日本のレッスンで言えば、ボールを上げて転がすアプローチテクニックです。その他にも転がす距離を長くしてピンに寄せる「ランニングアプローチ」や、ボールを高く上げて止める「ピッチショット」または「ロブショット」があります。

しかし、アメリカにはピッチエンドランという言葉はありません。そもそも、上げて転がすという概念が存在しません。日本で言うランニングアプローチを「チップショット」と言い、「転がして寄せる」というイメージが強いのです。

アプローチウェッジでチップショットを実践しているのを同伴者が見ると「上げましたね」と真っ先に言ってきます。「いえ、転がしたんです」と私が言葉を返すと、「でも、今のはボールが上がってますよね」と不思議がられます。

要は、アプローチショットのイメージが真逆なのです。ゴルフの原点は「転がし」であることは前にも述べましたが、上げて転がすピッチエンドランにしても、ボールを上げようという発想が私にはないわけです。

ゴルフの原点「転がし」の参考記事:スイング作りは「7番アイアン」ではなく「パター」から


アプローチウェッジを持って、低く転がすチップショットの感覚でスイングするだけで、ロフト角によってボールの打ち出し角が高くなって、結果的に空中を飛んでいくキャリーの距離が多少長くなるだけのことです。

8~9番アイアンなど少しロフトの立ったクラブを持てば、打ちだし角が自動的に低くなるので、キャリーが短めになり、ボールの転がるランの距離が長くなります。



距離感は“1ヤード”から作る

アプローチの正確性を向上させるなら、意図的にボールを上げようとしないことが重要です。使うクラブが何であれ、最初から転がす気持ちでスイングしましょう。結果、ロフトどおりに正確にヒットできるようになり、グリーン周りの状況に適応したクラブ選択や判断力、ショットのイメージの組み立てなどに磨きがかかります。

また、アプローチの距離感は「1ヤード」から作ることをおススメします。

アプローチウェッジのフルショットの距離が90ヤードとして、約半分くらいの振り幅で45~50ヤード、フルスイングの4分の1くらいで25~30ヤードなどと、スイングの大きさを調整して距離感をコントロールする人もいますが、振り幅を変えようとすると、インパクトが緩みやすいのが難点です。

バックスイングがつい大きくなりすぎて、ダウンスイングのスピードを減速したり、グリッププレッシャーを弱めたりすると、ザックリやトップのミスを招きます。

30ヤードなら、30ヤードなりの振り幅で、フルスイングすることが重要です。その感覚を身に付けるために、「最小のスイングで1ヤードのキャリーを打つ」練習から始めてみましょう。



小さな振り幅でフェースの芯にきちんと当てるのは、とても難しいことを実感できるはずです。ちゃんと当たらないのは「手先だけで当てにいこうとする」からで、どんなに小さいスイングでも「体の捻りを使って打つ」ことが大切なのです。

こうしてキャリーを少しずつ伸ばし、30ヤード、50ヤードと、自分の距離感の基準を作っていってください。

どんなアプローチでも低く転がすイメージが最優先です。アプローチウェッジなどロフトが多いクラブで打てば、自然にキャリーが生まれます。上がって転がるアプローチといえども、ボールを上げる意識は持たないことが大切です。



“逆転発想”のゴルフ記事一覧はこちら⇒飛距離・正確性・スコアアップを手に入れる “「逆転発想」のゴルフ”



【関連コンテンツ】

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

スポンサーリンク

最新記事一覧

旗竿(ピンフラッグ)の持ち方・置き方 “ゴルフマナーの基本” Oct 19, 2017
出発点を間違えると上達が遅れる “ゴルフビギナーの基本” Oct 05, 2017
パッティングのスムーズな進め方とOKパットのあり方 “ゴルフマナーの基本” Oct 02, 2017
ビギナーは「空振り」「ダフリ」「トップ」する “ゴルフビギナーの基本” Sep 27, 2017
飛距離・正確性・スコアアップを手に入れる “「逆転発想」のゴルフ” Sep 19, 2017
グリーン上での歩き方 “ゴルフマナーの基本” Sep 15, 2017
コースデビューは「失敗して当たり前」“ゴルフビギナーの基本” Sep 11, 2017
ボールマーカーのスマートな使い方 “ゴルフマナーの基本” Sep 07, 2017
短いパットのカップイン率を劇的にアップする意識 Sep 03, 2017
ボールマークの修復 “ゴルフマナーの基本” Aug 27, 2017